1時間ほどで書けると思っていた原稿が、
意外と手間取り、資料を何冊もひもといて
ああだこうだとやっていたら、3時間近くかかってしまったという。
書いている途中で、明日入稿のブックレットの校正とか、
来週おこなう取材の準備とか、
デザイナーさんと来月発売の雑誌記事についてのやりとりとか、
とある人にインタビューを依頼するための手紙をかいたりとか、
いろんな作業が同時に入り込んできて、ちいとも進まず。
さらに別の原稿も、今日いっぱいで書こうと思っていたのだけど、
いざ進めようとしたら資料が足らず、
図書館に行き、過去の新聞記事などをコピー。
せっかく来たんだから、と、本や雑誌を物色して
仕事と大して関係のない本を借りたりして
不気味な薄ら笑いを浮かべる。いつ読むんだ、自分。
仕事場に戻る途中で、レトロな雑貨屋さんがあるのだけど、
なぜか「ココナッツオイルで揚げたコロッケ発売中!」
との張り紙を見て、しばし立ち止まる。
メンチカツなどもあるようだ。ほお。
ハムカツはないんですか、と店の人に聞こうとしたところで
「いかんいかん」と我に返る。
そんな邪念に包まれながら仕事場に戻ると、
もう時計の針は20時を過ぎていたわけで、
あまりにも時間が過ぎるのが早く、呆然と立ち尽くすのでした。
こんなコトなら、ハムカツ喰えば良かった、と。