Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

躁状態にもほどがある

2013年10月14日 | たまには音楽でも
ポール・マッカートニー「NEW」を聞く。
オリジナルアルバムとしては、
07年の「メモリー・オールモスト・フル」以来だから
6年振りだけど、誰よりも元気で前向きというか。
ポップでロックでアヴァンギャルド。
そして何よりも明るい。



現代アートなジャケットも
いかにもポールが好きそうな先進性が感じられるわけで。
いきなり01の「Save Us」から飛ばす。
おお、まるでギターが
トム・ペティ&ハートブレイカーズみたいだと思ったりして。
04の「Queenie Eye」の豊かな展開や、
05の「Early Days」の美しさも素晴らしい。

たまらなくメロディアスで、ロックンロールでありながら、
どこか違和感を持たせる楽器の使い方。
そういう意味では、前作「メモリー・オールモスト・フル」の延長線に
ある作品だと思われるし、ファイアー・マンのノリも残っている気がする。
71歳にして、聴き手に驚きを与えながら、
さらに先に進んでいる唯我独尊な感じ。ディランと同じなのかも。

先行シングルの06「NEW」は、
確かに「ペニーレイン」みたいなのだけど、
今まで聞いたことのない歌を聴かされている感じというか。
ライブではぜひ本作からたくさん演奏してもらいたい。





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