記憶がない。
あれは土曜日の夜のことだった。
久し振りに学生時代の友人たちと会い、
新宿のCという酒場に行ったと思いねえ。
もういい大人なのだから、
分別のついた酒のたしなみ方をしたつもりだった。
しかし、友人たちはさほど健康ではないくせに
酒となると俄然盛り上がるというか、
飲む回数は少ないが、飲むときの密度は高いんだ。
と、よくわからない理屈を振りかざし、
果てしない酩酊のラビリンスに堕ちていくのでした。
そこからあまり記憶がない。
どうやって帰ったのかも謎である。
なんとも言えない疲労感と倦怠感。
そして、馬鹿笑いした記憶の断片がフラッシュバック。
真っ当に生きるにはどうしたらいいのだろう。
というか、こんな世の中、まともじゃいられねえぜ。
そう自問自答しながら、悔恨と開き直りが頭の中を交錯。
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