Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

レタリングの神

2021年03月23日 | 日々、徒然に
装幀家の平野甲賀さんが亡くなったという。
享年82。なんとも残念。

内澤旬子さんの「漂うままに島に着き」によると、
平野さんは夫婦で小豆島に移住して、
創作活動を続けていたようだけど、突然の訃報とは。

インパクトがあって、温かみとユーモアにあふれ、
本の内容を的確に表し、
可読性にも優れていたレタリングの素晴らしさ。

小林信彦、椎名誠、高平哲郎、
沢木耕太郎といった作家さんの本は、
自分の頭の中では
平野さんの装丁と題字がセットになっています。
ブローディガン「アメリカの鱒釣り」
早川義夫「ぼくは本屋のおやじさん」、
もちろん植草甚一も、晶文社の本といえば
平野さんだったなあ、と。



亡くなっても本は残る、と合掌。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« この抑えきれない衝動 | トップ | 疲労のメモリー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日々、徒然に」カテゴリの最新記事