朝からずっと原稿のまとめやら
取材の段取りやら、ゲラの校正やら。
そんなこんなで慌ただしくしていたら、
目がショボショボしてきた。疲れか、はたまた花粉か。
脳味噌も働かなくなってきたので、きっと前者だろう。
花粉じゃない。絶対に。そんなコトがあってたまるか。
と捨て台詞を吐くようになって幾年月。
幾年月、って、けっこう古い言葉を
使ったなと思った途端、この映画を思い出した。
木下恵介監督が57年に撮ったもので、
佐田啓二と髙峰秀子の灯台守の夫婦が、
全国あちこちの灯台に赴任しながら、
歳を重ねつつ、まさに喜びも悲しみも噛みしめていく。
ずいぶん昔に見て、それほど感動した覚えはないのだけど、
あれ、やっぱりものすごい名作だったんじゃないか、
と今さらながら思ったりする。
脳味噌の奥にしまい込まれた記憶が突如出現したという。
これも疲労のせいだろうか。
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