レニー・ハーリン監督「スキップ・トレース」を見る。
というか、ジャッキー63歳の新作である。
体を張ったアクションはもう引退、と言っていた
「ライジング・ドラゴン」の公開が4年前。
ジャッキー全然引退してなくない?
というツッコミは野暮の極み。
しかも無類の面白さで、思わず感涙してしまいましたとさ。
アクションスターとして
ジャッキーの映画はまだまだ人々から求められているのだろう。
日本ではさほどお客さんは入らなくなってしまったけど、
アジア圏ではまだまだ絶大な人気があると聞く。
ジャッキー扮する香港の刑事が、
マフィアのボスの犯罪のカギを握るアメリカ人の詐欺師を
ロシアまで追いかけていくバディもの。
ふんだんなアクション。いちいち細かいギャグを入れていくのも、
往年のジャッキー映画ファンには嬉しい限り。
ロシアからモンゴル、そして中国まで
詐欺師と一緒に延々と移動する。
そんな距離移動できるわけないだろう、という
ツッコミはこれまた野暮の極み。
ロードムービーとしても見ごたえたっぷりで、
世界中のジャッキーファンには大満足の一本でしょう。