Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

失敗に学べ

2017年09月13日 | 中東のことを考えたりして

朝日新聞の夕刊に載っていた、

国際政治学者の酒井啓子さんのコラムを読む。

中東問題に関しては、おそらく第一人者の酒井先生いわく、

 

「断行や制裁が相手国を折れさせた例は、ほとんどない。

90年代、米政権はイランとイラク両方を封じ込めて、

国力を削ごうとした。(中略) それで米政権はイラクが

弱体化したと安心できたか?

結末はよく知られている。米国はイラク戦争で軍事的に

政権を転覆するしかないと決心した」

 

酒井先生はかつて米国が中東でおかした失敗を、

再び北のあの国でやろうとしていることに危惧感を抱いている。

そんな米国に乗っかっているのが日本なのだろう。

 

制裁に恐れをなして、核開発を放棄したのは、

カダフィ時代のリビア一国だけだ、と書く

酒井先生の警鐘を、どう受け止めるか。

 

わからないから、得体が知れないから、潰そうとするんだろう。

そんな考え方を、自分もしていないかどうか、

ちょっと見つめ直そうかと。とりあえず。

 

 

コメント
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