ラウール・クタール。享年92。
ゴダールやトリュフォーなど、
ヌーヴェルヴァーグの監督たちの映画の撮影監督を手掛けた人。
映像がとってもシャープで。移動ショットがカッコ良くて。
やさぐれたシネフィルはイチコロでした。
この人が撮った映画は監督が違っても、空気感が同じだったなあと。
「小さな兵隊」と「二十歳の恋」とか。
「男性・女性」と「柔らかい肌」とか。
名シーンは数え切れないほどあるけれど、
「女と男のいる舗道」の、娼婦に扮した
アンナ・カリーナのダンスシーンを張っておきます。
たまらなくヴァンプで、たまらなく哀しい。