うひょひょひょひょ。
うっ。まだ生きてたか。
丸めた新聞紙で何度も叩き潰しても
いっこうに死に絶える気配のない男。それが邪悪なT君である。
「死んでるヒマなんてありませんよ〜。
ペヤングがまたアレなことをやらかしちゃいましたね〜」
アレ、って何だ。
指示語を多用して世の中を曖昧にしようとするな。
ワカメがどうしたというのだ。
「そうなんですよ〜ワカメですよ〜ワカメ。
どうやら●●●●みたいにワカメが入ってるみたいじゃないですか〜」
ドサクサに紛れて、禁止用語を使うんじゃない。
別にワカメが入ってたっていいだろう。何が悪いのだ。
「ちょっとひねりが足らないんじゃないですかね〜。
ワカメをそんな●●●●みたいに食したら
健康になっちゃうじゃないですか〜。
いつからヘルシー志向になったんですかね〜。
堕ちましたねペヤング〜うひょひょひょ」
貴様こそ堕ちろ、地獄に。
そう言った瞬間、奴の脳天をショットガンでぶち抜く。
脳髄が砕け散るかと思いきや、
奴の脳天から大量のワカメが吹き出るのでした。
部屋じゅうがワカメで埋まっていく。
どうやらふえるワカメだったようで。