Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

自重とキンメダイ

2010年01月09日 | 日々、徒然に
ライターのM君と打ち合わせ。
聞くところによると、取材で
7日の薬師丸ひろ子ライブの場にいたらしい。
彼は薬師丸世代ではないのだが、あの澄んだ歌声にヤラれたとのこと。
思う存分、薬師丸ネタをレクチャーしようと思ったが、自重。

夕食は煮魚にする。
フライパンに醤油とみりん、
それから料理酒を100ccほど入れて熱したところに
買い置きしていたキンメダイの切り身を投入。
そのあとシメジを手で割って入れて、フタをする。
5分ほど経って、長ネギを入れてまたフタ。
さらに弱火で5分待ったら、キンメダイの煮付けの出来上がり。

フライパンで作るのがミソというか。味がよくしみわたって美味。
惜しむらくは、生姜が無かったところ。
生姜をスライスして最初に入れていれば、魚の生臭さが消えて、
さらに美味しくなったのだが、まあコレはコレで問題なし。
煮魚はあまり作らないのだが、たまにはいいな、と。


キンメダイ。色鮮やかな魚ですな。海底数百メートルのところに生息している深海魚です。


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便利は幸福にあらず

2010年01月09日 | 日々、徒然に
中野翠のエッセイを読んでいたら、
その中で福田恆存の言葉が引用されていた。
曰く、

昔はあったのに今は無くなったものは落ち着きであり、
昔は無かったが今はあるものは便利である。
昔はあったのに今は無くなったものは幸福であり、
昔は無かったが今はあるものは快楽である。
幸福というのは落ち着きのことであり、
快楽とは便利のことであって、
快楽が増大すればするほど幸福は失われ、
便利が増大すればするほど落ち着きが失われる。

すごい。言い得て妙というか。
今から40年ぐらい前に語られた言葉だと思われるのだが、
じゅうぶん現在でも通用すると思う。

シェイクスピアの翻訳で知られた福田恆存は、
かなり気骨のある保守派の論客だったらしい。
便利が増大しても、幸福にならないということか。
ケータイとか、インターネットとか。確かに。便利だけど。

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