Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

オッサンにしてやられて

2010年01月16日 | 映画など
沖島勲監督『怒る西行』を見る。
玉川上水沿いに、久我山から井の頭公園に向かって歩く
沖島監督自身と、お供の女性。
ただ歩いて、周りの風景を見て、
沖島監督が女性に蘊蓄をたれるだけの散歩ドキュメント。
本気なのか冗談なのか。たぶん冗談なのだろう。

怒る西行(2009)

沖島監督は歩きながら、
横尾忠則や村上春樹、つげ義春などの作品を例に出し、
都市論とも文明論ともつかない話をするだけ。ただそれだけ。
緑豊かな玉川上水の風景が拍車をかけて、
一種の環境ビデオを見ているような気持ちになる。

「タモリ倶楽部」が好きな人なら、
町歩きをしながら、タモリやゲストの芸能人が、
好き勝手に蘊蓄をたれている回を思い浮かべてもらいたい。
まさにあんな感じです。ゆるいというか何というか。

面白いかどうかはともかく、
変な映画を見たな、という気持ち。
このオッサン(監督)アホかいな、という気持ちにもなる。
お供の女性の、真剣味のないリアクションが可笑しい。
やっぱりバカ映画かな、これ。
コメント
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