ケニー・オルテガ監督『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』を見る。
亡くなる直前のマイケルの
リハーサル風景をつないだドキュメント。
この映画が大ヒットしたのは、
とにかくみんな見たかったからだと思う。
マイケルの死ぬ間際を。そしてスキャンダルにまみれ続けてきたマイケルを
もう一度、ちゃんと見たかったのではないだろうか。
かく言う自分も同じ穴のムジナだし、
マイケルのちゃんとしたファンではないので、
多少の罪悪感を抱きながら、見る。
Michael Jackson's THIS IS IT(2009)
マイケルでまともに聞いたアルバムは
『スリラー』ぐらいだったにもかかわらず、
この映画で披露される楽曲を全部知っていたのは、自分としても驚きだ。
それだけマイケルの曲は世の中に浸透しているということだろう。
知らず知らずのうちに耳に残るメロディとビート。
一瞬でマイケルだとわかる独特の唱法。
もちろん楽曲の良さもある。あとタイトルも判りやすい。
Beat it /Heal the world/Black and white/Thriller…などなど。
2009年の7月からマイケルがおこなう予定になっていた、
イギリスの公演ツアー「THIS IS IT」。
本来ならこのドキュメントは、
もしマイケルが死なないで
ちゃんと公演を成功させたとしたら、
その後に発売されるライブDVDの映像特典になったものだろう。
しかし、マイケルは死んでしまったわけで、
僕らは永遠にこのツアーの完成形を見ることはできない。
リハーサルなので、あくまで未完成のライブだし、
過去のマイケルのライブ映像と比べたら、完成度の低さは否めない。
だが、見ていて最後まで飽きないのは、
ポップスターとして、エンタティナーとしての
マイケル自身の性(さが)のようなものが垣間見えるからだ。
そういう場面だけをつないで編集しているのかもしれないが、
自分の芸に対して真摯に、そして謙虚に取り組むマイケル。
その姿を見て、素直に好感を持ってしまうわけで。
本作はあるひとつの面から見たマイケルの姿に過ぎないが、
そのとらえ方に嘘はない。おそらく。
亡くなる直前のマイケルの
リハーサル風景をつないだドキュメント。
この映画が大ヒットしたのは、
とにかくみんな見たかったからだと思う。
マイケルの死ぬ間際を。そしてスキャンダルにまみれ続けてきたマイケルを
もう一度、ちゃんと見たかったのではないだろうか。
かく言う自分も同じ穴のムジナだし、
マイケルのちゃんとしたファンではないので、
多少の罪悪感を抱きながら、見る。
Michael Jackson's THIS IS IT(2009)
マイケルでまともに聞いたアルバムは
『スリラー』ぐらいだったにもかかわらず、
この映画で披露される楽曲を全部知っていたのは、自分としても驚きだ。
それだけマイケルの曲は世の中に浸透しているということだろう。
知らず知らずのうちに耳に残るメロディとビート。
一瞬でマイケルだとわかる独特の唱法。
もちろん楽曲の良さもある。あとタイトルも判りやすい。
Beat it /Heal the world/Black and white/Thriller…などなど。
2009年の7月からマイケルがおこなう予定になっていた、
イギリスの公演ツアー「THIS IS IT」。
本来ならこのドキュメントは、
もしマイケルが死なないで
ちゃんと公演を成功させたとしたら、
その後に発売されるライブDVDの映像特典になったものだろう。
しかし、マイケルは死んでしまったわけで、
僕らは永遠にこのツアーの完成形を見ることはできない。
リハーサルなので、あくまで未完成のライブだし、
過去のマイケルのライブ映像と比べたら、完成度の低さは否めない。
だが、見ていて最後まで飽きないのは、
ポップスターとして、エンタティナーとしての
マイケル自身の性(さが)のようなものが垣間見えるからだ。
そういう場面だけをつないで編集しているのかもしれないが、
自分の芸に対して真摯に、そして謙虚に取り組むマイケル。
その姿を見て、素直に好感を持ってしまうわけで。
本作はあるひとつの面から見たマイケルの姿に過ぎないが、
そのとらえ方に嘘はない。おそらく。