『サマーウォーズ』の続き。
冴えない高校生だが、数学の才能だけはある主人公・健二が、
部活の先輩・夏希の実家に
行くところから始まる騒動、というか戦争が描かれる。
この実家は古い武家屋敷で、風情たっぷりの描写が見ものだ。
それだけでもこの映画を見る価値はあるのだが、
舞台設定は現代の日本であり、
OZ(オズ)という巨大なバーチャルネットワークの中で異変が起こり、
それがこの平和な田舎にも深刻な影響が及んでくる。
のどかで、ほっとするような田舎の風景と、
きらびやかだが、殺伐としたバーチャルの世界とのコントラスト。
そのふたつの世界が、映画のクライマックスとともにシンクロしていく。
前作『時をかける少女』では、
少女の切ない気持ちを丁寧に描いた細田監督だが、
今作は快調なテンポで、
バーチャル世界で戦う主人公たちの奮戦ぶりを描く。
そのスピード感に浸りながら、ひたすら楽しめるエンタテイメントとなっている。
夏希が健二の手を握った瞬間、
健二の顔色がさーっと赤くなる場面など、
アニメーションならではの描写が、ある種の懐かしさを感じさせる。
アナログな感じが強いのは、田舎の描写が優れているのはもちろん、
こうした古風なアニメ的演出があってこそだと思う。
冴えない高校生だが、数学の才能だけはある主人公・健二が、
部活の先輩・夏希の実家に
行くところから始まる騒動、というか戦争が描かれる。
この実家は古い武家屋敷で、風情たっぷりの描写が見ものだ。
それだけでもこの映画を見る価値はあるのだが、
舞台設定は現代の日本であり、
OZ(オズ)という巨大なバーチャルネットワークの中で異変が起こり、
それがこの平和な田舎にも深刻な影響が及んでくる。
のどかで、ほっとするような田舎の風景と、
きらびやかだが、殺伐としたバーチャルの世界とのコントラスト。
そのふたつの世界が、映画のクライマックスとともにシンクロしていく。
前作『時をかける少女』では、
少女の切ない気持ちを丁寧に描いた細田監督だが、
今作は快調なテンポで、
バーチャル世界で戦う主人公たちの奮戦ぶりを描く。
そのスピード感に浸りながら、ひたすら楽しめるエンタテイメントとなっている。
夏希が健二の手を握った瞬間、
健二の顔色がさーっと赤くなる場面など、
アニメーションならではの描写が、ある種の懐かしさを感じさせる。
アナログな感じが強いのは、田舎の描写が優れているのはもちろん、
こうした古風なアニメ的演出があってこそだと思う。