桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

ファックス

2010-11-23 | Weblog
昨日、青森県から届いたファックスを見せられた。青森県と男女共同参画センターが主催した「アピオあおもり10周年まつり」の中で布川事件の映画を上映したとの内容だった。
なぜ布川事件だったのか、どんな映画だったのかは、全く判らなかったが、そのファックスによれば「来年3月の判決を前に冤罪の2文字を入れたのは画期的」とあった。その通りだし、私の知らないところでまで、布川事件が取り上げられたのは凄いことだと思った。足利事件に較べれば、まだまだ無名な布川事件だが、確実に冤罪との認識が広まっていることを知らされるファックスだった。

丸川珠代

2010-11-22 | Weblog
こんな政治家がいるね、自民党に。
自民党を隠してテレビ朝日のアナウンサーをしていて、しっかりと自民党政権を支えて来た女だが、今日の国家質問を聞いていると、我こそは正義みたいにアナウンサー修行の声色でやっていて、その声を聞くと気持ち悪くなった。
丸川さんよ、あんたが所属する自民党も同じことをやってたろうよ、身に覚え、ない?
自民党が続いたのは、お前たちテレビマンや新聞マンが自民党応援団で支えたからじゃないか!正義面するな!
こんな哲学を持たない、テレビ人気と口先だけで当選したようなが女がしゃしゃり出る政治は、終わり、日本は政治がない国家になってしまった証だねぇ。

忘れ物

2010-11-22 | Weblog

昨日、酔って帰ったせいで、利根町に忘れ物をして来た。どうしても必要だったから、取りに帰ったが、どうせ行くならばヒロトとドライブしようと思い、一緒に帰った。
まだ4才だが、平仮名ならば読めるし、看板なでに書かれた文字を「なんて書いてあるの?それはどういう意味?」と、かなりうるさい。何でも興味がある、その思考に向き合うのも楽しいか、ショウジが大好きと言い、態度に示す愛らしい言動に触れるのだけで癒される。
ラーメン好きのヒロトと一緒に、味が良い利根飯店でラーメンを食べて帰って来たが、俺には息抜き、心の洗濯の1日だった。

同級生余話

2010-11-22 | Weblog
アキちゃんは、昔からおとなしい男だった。怒ったのを見たことがないし、黙って片隅にいるような人だった。
人は変わらないものらしくて、昨年も参加したが、今年も来て、端の席で静かに飲んでいた。「アキちゃん!こっちへ来なよ!」と呼び、話しに加えたりしたが、フッと手を握ってみると、彼の手はザラザラとしていて固かった。
独身のアキちゃんは、家事などをするので荒れてしまうのだと言っていたが、その堅くてザラついた手には、アキちゃんが生きて来た苦難の時間を感じて涙が沸いて来た。
人生は色々だ。

自白

2010-11-22 | Weblog
きっと誰かにクレームを貰いそうだが、やはり正直に告白するのが俺らしいだろう。
名古屋からの帰りは、前日に新幹線を予約した。窓際を取ったが、煙草嫌いの俺、当然、禁煙席をだ。
郡上八幡などを見学して、滑り込みセーフ的に駅に着いて15号車へ。
その15号車前は喫煙所でモワモワと煙が立ち上がってる。傍に寄らないで新幹線に乗ったが、15号車も煙草臭い!あれ?と思ったらば、煙!喫煙車だった。
すぐに逃げ出して車掌さんのところへ行き、禁煙車への移動を願うと、残念ながら3人席の真ん中しかないとのこと。え~い!ではグリーン車は?と聞いたらば、どうぞお好きな席に座っていて下さい、後程、伺いますとのこと。
ゆっくり眠りたいと思ったのだが、グリーン車に行くと、やはりガラガラ。すぐに座り、ブログを書き始めたが、マスクをした鼻に、何だか煙草が臭う。先ほどの喫煙車の残臭かと思い、本当に煙草というのは臭いものだと思っていた。
東京に向かう最前列。後ろ方向は見ることもなく、車掌に差額(3500円!) を払い、その後もブログを書き続けていたのだが、横浜に着くころ、フッと右手の肘掛け先にある突起物が気になった。
すぐ開けたらば、驚いた!煙草の吸殻入れだ!
はぁ?!
何とグリーン車の喫煙車だったのだ。余りに乗客が少ないため、喫煙されても、さほど臭わなくて気付かないで来てしまったようだが、わざわざ高い金を払って喫煙車に乗ったのかと思ったらば、唖然、呆然、笑うしかなかった。
機械でチケットを取ったから、きっと禁煙席と確認しないで窓際を選んだタッチミスだろうが、全く!

同窓会

2010-11-22 | Weblog
昨日は同窓会だった。
昨年に続いた開催だったが、20名の参加。男性11名、女性9名。昨年に続く参加者は10名で新しい人が半分だった。
初めは顔が判らないと言ってた人も、すぐに昔を思い出して打ち解け、子供に戻ったように話せる、同窓会の素晴らしさだね。
昨年も参加した事件に関係した人の家族は「ショウジちゃんが、昨年、誰も恨んでないし、誰よりも素晴らし人生を生きたと聞いて涙が出るほどに嬉しかった」と聞いて、彼女も悩んでいたのかと申し訳ない思いだった。
もう一人、今度は証言内容をどう思うかと聞いてみたかった女性は、残念ながらキャンセルしたらしい。あっちも、それなりに意識してるかも知れない。
今度新しく参加したカツオとは、同窓会後に、近くある高校の同級生が経営する店で、更に飲んだが、俺が小学4年のとき、カツオを鉛筆削りの何かで刺した!と、何度も言われてしまった。ズブリやらないでチクチクやった!と。そんなこと、覚えてないよ!
俺もヤンチャだつたなぁ。来年もやりたいと言う人、隔年すべきと言う人、色々だったが、新しい幹事に任せるとして散会したが、年に一度、子供のころに帰るのは楽しい。

舞台

2010-11-22 | Weblog
一昨日の集会、「私は犯人じゃない」-冤罪被害者の叫び、は成功した。
何人が参加したのかは聞いていないが、過不足なく席が埋まり、皆さんの熱い反応が伝わった。
俺の時間は、少し時間が足りない感じで詩を読めなかったし、歌詞を間違えたミスもあったが、ピアノの音が良く聞こえた上、普通に声が出た。皆さんにも満足して貰えたのが判り、一安心。
しかし、冤罪の苦悩は家族にも深いことが、こういう集会を行うと良く判る。袴田さんの姉上、守大助の両親。きっと、俺の家族も同じだったろうと思うと、今更に悔しさを感じる。
俺は勝つが、誰が両親の受けた苦痛を償えるのだ!

八海事件

2010-11-20 | Weblog
STOPえん罪!取調べを可視化しよう!
と題した横浜弁護士会主催の集会があった。
まず、三度の最高裁を経て無罪判決があった八海事件の映画、真昼の暗黒を上映し、その後に俺が布川事件の体験を話した。
北林さんも若いころに出演されていたが、荒唐無稽な事実を作り上げ、何の疑問も差し挟まないで有罪にする日本の冤罪の歴史は、連綿と続いているのを教えてくれる映画だった。
参加者が少ないのは残念だったが、こういう歴史を重ねて今、冤罪が一般の人にも判る時代になったのだから、今こそ、真から裁判を変えたい。

郡上八幡追加

2010-11-20 | Weblog

昨夜、案内してくれた山盛さんが写した写真を携帯に送付してくれた。
城と傘連判状碑前で撮った2枚だ。多分、横向きに逆さまとなって画像になりそうだが、修正の仕方が判らないので、このまま。