桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

憲法と人権を考える集い

2013-11-18 | Weblog


昨日は、京都弁護士会が主催する、そう題する集会が開かれた。もう43回になる、長い歴史のある集会で、昨日は、周防正行映画監督の講演とパネルディスカッションが行われて、俺は木谷明弁護士とパネルディスカッションに招かれて話して来た。
43年も続けて来ただけあって、主催する弁護士会の熱意は市民にも伝わるのか、客席が7割くらいになる5百名を超える人で埋まったし、弁護士さんの行った寸劇も熱演だった。
「それでも冤罪は起こっている」とするテーマで、ディスカッションは「刑事裁判の未来(あした)を語る」だったが、警察、検察、裁判のトライアングルの現実が生み出す冤罪問題を、いかに無くすか、として、全面可視化、全面証拠開示の必要性を中心に話した。俺は、台本のある会話は苦手だが、司会をした若い男女の弁護士は、台本通りに語る初々しさで、その爽やかさが雰囲気を清らかにしていた集会でもあった。

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