桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

まだ何事もなく

2012-03-04 | Weblog
小沢一郎さんの事件に関連して、田代と言う検事が、石川議員を調べたときに嘘の捜査報告書を作成したことが明らかになって、もう何日が過ぎたろうか。
検察官もでっち上げを行う意味では、全く警察と変わらないことを知らしめたが、この田代検事は、今でも特段のことなく検察官として新潟地検で仕事をしているらしい。お気楽だねぇ、検察官職は。
これが一般社会人が会社と言う組織で行った不正ならば、どうなるだろうか。
大工が柱を抜いてしまう、水道工事で配管を繋ぐボルトを行わない、食品を扱う職業の人が食中毒になるモノを食品に付ける、そんな行為に当たるだろうが、それらの行為が発覚して何事もなくて済むはずはない。警察や検察が行う不正行為は、それが直接に国民の人権を犯し、平常な生活を侵すことになる。だから、市民の平安な生活を守るべき人たちの行う犯罪行為は、一般市民の犯す犯罪行為よりも厳しく裁く必要があるのだ。犯罪者集団の警察と検察は、同じ罪を犯す仲間仲間として身内は守りたいのだろうが、これでは市民の平安は守られない。
犯罪者集団となる根を断つために、この犯罪者たちの行為を裁く法と第三者機関を作る必要がある。本来の警察官として、検察官としての任務を果たしたいと願って職に就いた多くの善なる警察官と検察官たちのためにも。

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