長生園不明金事件

京都の園部町に長生園という施設がある。故野中広務さんの弟が理事長をしている。
そこで２０年前１９９９年３月にショートステイ利用者の負担金が３千万円も不明になっているのが明らかになった。
担当事務員だった西岡廣子さんは、自ら園部警察署に行って不明金があることで捜査を申し入れたが、７月になって長生園は西岡さんを犯人だとして解雇し、告訴した。その結果、警察は、長生園の言い分だけ聞いて西岡さんを１１月に逮捕した。
裁判では、たった１件、９８８８０円の横領罪で有罪にされたのが、長生園不明金事件の事実関係だ。
それから２０年、西岡さんは冤罪を訴えて闘っているが、３千万円がなくなったのに西岡さんは１０万円の罪。大部分は不明なままだ。
園部町に住み、顔を晒して無実を訴える姿と、その行動が無実の証だと、俺は確信している。
園部町に行くと、やたらと道路が広い。自民党で実力者だった野中広務さんの地元だけあるが、その弟が理事長。何時も通りの警察の忖度なのだろうな。
犯人だったらば、わざわざ自分から「不明金があっておかしい。調べて」なんて行かないよね。
長生園の職員の中に偽証して西岡さんを犯人にした人もいるようだが、哀しいよな、人間は。金、地位、自分と生活を護るためには嘘を語って人を陥れる。でも、真実は勝つ。闘いを続け、貫けば、必ず勝つ。
頑張って欲しい！