桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

こりゃあダメだ

2013-12-06 | Weblog
参議院での秘密保護法案の強行採決に対して、読売新聞は、政治部次長松永宏朗が「民主主義、誰が破壊?多数決の否定はおかしい」とする記事を掲載した。
要するに、採決が民主主義のルール、それを否定するのはおかしい、という。
まあ読売新聞だから、この程度だろうが、民主主義が多数決と、良く自民党の政治屋たちが言うけど、違うだろうよ。民主主義と言うのは少数意見の尊重を言うんだよ、松永くん!
ましてや、審議が進むほどに反対が増える民意を考えれば、かりそめの多数でしかない自民党が、その数を楯に強行採決するなど、民主主義に反すると言えるだろう。
自民党の議員数は、偏った選挙制度により、僅かに3割程度の投票によって得られた数でしかない。更に、秘密保護法案は、その選挙公約に存在していない。
国民は、自民党が秘密保護法案を作ることを承知していないのだ。
知れば知るほど、反対が増える異常さを、自民党が承知しているからの強行採決ではないのか。
それを無条件に援護する読売新聞は、もはや自由新報読売版と改定するべきだね。

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1 コメント

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その通り! (千恵ば)
2013-12-07 02:32:10
読売のような新聞があるから、政府がやろうとしていることを見抜けない国民を作るのかな?
 マスコミの役目は何か!真実を追求し私たち国民に役立ち展望を与える役目があるのでは。
 金持ちの味方、独裁者の広報紙は入らないですね。そんなんで稼ごうなんてど厚かましいな。
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