桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

アメージング・ルーキー

2014-09-25 | Weblog
アメリカの野球界は、ビックリするような活躍をする新人を讃えて、そう表現する。驚異の新人。大相撲の新入幕・逸ノ城は、まさにアメージング・ルーキーだ。驚かされるなぁ。
昨日、大関・稀勢の里を破ったのは、まあ身技体のうち、ただ体力だけしか持たない大関だ。そんなこともあると思ったし、稀勢の里が動揺したときに見せる神経質な瞬き、相手の目を見ない怯みを感じる仕切りを見て「負ける」と感じた。でも、今日は違う。
豪栄道が自分十分の形を作り、しかも頭を付けたのに、それをモノともせずに、左をさして、実に呆気なく寄り切った。どっちが大関か判らないほどの圧勝だった。
もう長く日本人の優勝がなくて「白鵬が引退しなくては無理」と言われていたが、白鵬よりも安定感のありそうな逸ノ城の出現によって、また暫く日本人の優勝力士は無理かも知れない。このところ遠藤人気の大相撲だが、どうやら遠藤も逸ノ城の引き立て役で終わりそうだなぁ。
逸ノ城には、このまま大成して大相撲史上に驚異の記録を残す力士になって欲しいし、日本人力士にも奮起して欲しいものだ。

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