桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

徳島刑務所

2010-05-29 | Weblog
徳島刑務所と言えば医療行為をめぐる暴動が有名だ。人権無視の医務官がいて、その乱暴な行為に怒った受刑者が抗議に走ったのだが、その医務官は告発が入れられずに起訴されず、密かに高松刑務所に転勤したらしい。
そんな徳島刑務所にいる冤罪仲間の星野文昭さんは、もう獄中35年になる。奇遇と言うか、我々と同じ年代で生まれる場所が同じだったらば、俺も菅家さんも星野さんも同窓生になった関係だ。
昨夜は、徳島の支援者が集った集会もあったが、やはり中核派という思想を意識した発言もあり、純粋な冤罪として再審を目指す限界を感じる人もいることを知った。
俺は、まあ中核派の思想から言えば敵になる救援会の支援で仮釈放と再審を実現したわけだし、その行動の価値と意義も語ったし、それが理解されたようなのは意外でもあった。それだけ星野さんを取り戻したい思いの真剣さを感じた。
しかし、徳島刑務所は遅れてる。俺の面会は拒否された。受刑者の人権としての面会を認めないのは呆れたし、さすが医療暴動を起こした刑務所だけあると思った。
この写真は門から刑務所を写したモノ。

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