桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

久し振りの鹿児島

2022-07-11 | Weblog
何年振りになるんだろうか?
鹿児島中央駅から下に階段を降りたが、何か場所が違っている感じがするし、駅の南側にあるビルに横断歩道橋も記憶にないし、その西側には、凄く高いビルも出来ていた。
前回に、大崎事件で来たときは中央駅に来なかったから変化を知らなかったんだな。
駅近くにあった飲み屋横丁も消えていた。
買い物があって山形屋へ行って、帰りに鴨志田先生の事務所があった場所も通り、鰹節を買って帰ったが、その鴨志田先生も京都へ移籍でいない。時の流れを感じたなぁ。

狭山集会

2022-07-11 | Weblog
昨日は福岡で狭山事件を支援する人たちの集まりで話ばかりをした。
新聞意見広告運動をしている皆さんのようだが、良く判らないし、そんなことは、どうでも良いことだ。
石川さんの無実を晴らす、その1点で力を合わせるべきであって、昨日も、その思いから何時も通りの話を腸満の皆さんにした。
今回は主催される皆さんとの交流や懇親会もなくて、ひたすらホテルで休めたのも有り難かった。
福岡でも熱心に狭山を支援する人々がいる。熊本などからも参加していたが、この皆さんの思いが裁判官を説得して勝利の日に繋がるように願うし、俺たち犠牲者も力を尽くさなければならないよな。

これが日本だね

2022-07-11 | Weblog
日本には民主主義や基本的人権に無知で無理解な国民が多い。
自由に語り、行動し、生きていける民主主義、その生き方を守られる基本的人権。それらは自然に与えられるモノではない。
権力を持つ者は、必ず腐敗して、その権力を維持し続けるために腐敗を追及する人よりたちの基本的人権を抑えつけたり、奪おうとする。
今回の選挙結果は、安倍晋三が銃撃死した時点で予想した通りだ。
賃金が上がらない日本、年金すらも下がる日本、そこにアベノミクス経済での円安も加わった物価高、派遣社員やら契約社員が増えての安月給社会、これまでの自公政権での政治を良しとする選挙結果を示した日本は、これから戦争前の時代に進むことだろう。
改憲、軍備増強、更なる増税は必然だ。国民の自由は制限されて仮想敵国との亀裂が深まり、やがて国民の生活苦は仮想敵国への怒りとなり、一億火の玉、神國日本の古き良き時代を復活させるだろう。
でも、悲観することはない。どのような時代が来ても、それは束の間の夢がでしかない。仮想敵国との争いの中で国家が滅亡しない限りは、必ず人の命が大切にされる時代が作られるのだ。
人間の歴史の進歩は、誰にも止められない。人の命が平等であることを基本とした人間社会は、それを求めて闘う人がいる限りは、必ず実現する。
これから始まる螺旋に進む歴史の中で多くの人の命が失われるのだろうが。