桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

また1人

2020-06-19 | Weblog
誰が見ても、その証拠の発見経過や事実関係は怪しいと思う狭山事件の万年筆問題。
今の再審請求では、更に、その石川さん宅の鴨居から発見されたとする万年筆のインクには、その日に書いた被害者の書面のインクから検出される成分が無いという鑑定がなされて、いよいよ再審請求での事実調べが始まり、石川一雄さんの冤罪も明らかになるものと期待したが、その任務を背負った後藤裁判長は、どうやら事実調べの決断をせずに退官するようだ。
また1人、真実に背を向けて裁判官が逃げる‼️
狭山事件は、どこから考えても冤罪だ。
女子高校生が行方不明、自宅玄関に身代金要求の脅迫状、身代金受け渡し桑畑での取り逃がし、自宅納屋に秘かに戻っていた被害者の自転車、やがて農道に埋められた被害者発見、差別による石川さんたちへの集中捜査と蔑視報道、逮捕、自白強要、そして嘘の自白と万年筆などの証拠捏造と繋がる。
我が家も貧しかった。昼飯を持って行けずに学校に行かなかったときもあったが、非差別地区の石川さんは、俺など比較にならない貧しさだったそうだ。
小さな家で家族は肩を寄せあって生きていたが、その石川さん宅に埼玉県警は狭山事件の証拠を求めてガサ入れに入る。2度ならず3度も❗️
その家の入口、僅か170センチほどの高さの鴨居に被害者のピンクの万年筆があった❗️というのが埼玉県警の主張であり、有罪の根拠だ。
バカヤロー❗️でしょ。
いくら間抜けな警察官が多いとは言え、満足に物が無い家にガサ入れに行って、入口の鴨居に無造作に置かれたピンクの万年筆を見逃すか❓️
ウブで純真、頭の良さだけで生きている裁判官という人種は、純粋に事実を見て判断する能力は持たなくて、この手の証拠捏造を理解しない。更に、証拠捏造を言えば警察や検察との激しい争いになるのを恐れて事実を知りながら目をそらしてしまうのだ。
恥ずかしくないのか、後藤裁判長❗️
狭山事件で石川さんを犯人にするために行った埼玉県警察の犯罪行為は正されなければならない❗️裁判所が犯した過ちも正されなければならない❗️
後藤裁判長、貴女が石川一雄さんだったならば、今の貴女を許せると思うか❓️
また1人、狭山事件の正義と真実に背を向けて裁判官が逃げるが、我々冤罪犠牲者は、これで怯むわけではないし、戦いを止めるわけでもない。更に石川さんの真実とともに、必ず来る再審開始決定の日に向けて声を上げるだけだ。

長井秀典という裁判官

2020-06-19 | Weblog
関西地区を転々とする長井秀典という裁判官がいる。
一応、裁判官と呼ばれるが、何でも検察の言いなりの裁判屋、とても裁判官と言える代物ではない。頭脳の優秀さで苦労なく学校生活を送り、社会常識を学ばすに裁判官生活を始めたものだから、警察と検察が造り上げる冤罪の虚偽性などに思いは及ばないし、考えもしない。
だから、どのような冤罪でも有罪判断しかしないし、理解不可能な判決文を書いて平然としている典型的な頭の良い馬鹿だ。
長井秀典は日野町事件でも、もちろん阪原弘さんを有罪とした犯罪的な判断をした過去を持っているが、その長井が、また岡山地裁から大阪高裁に舞い戻り、日野町事件の再審裁判を担当するのだと言う。
あり得ない❗️
年末に人を殺し、殺した家に何時間も逗留したとか、雪駄履きの足で深夜に山の中へ金庫を捨てに行ったとか、
常識外の自白が正しいと判断した間抜けだ。前科者だよ。
それがヌケヌケと再審開始決定での控訴審裁判官になるか❓️
問題の本質は、長井が日野町事件控訴審の担当になるという、この人事を行う最高裁判所にある。
いくら再審裁判で冤罪が明らかになろうとも、その冤罪が造られて有罪とされた問題に本質的な検討をしたり、反省したことがない最高裁判所の無反省にこそ、我々冤罪体験者は、日本で冤罪が造られ続ける原因があると知っている。
どのような理不尽な自白であっても「やってない人が死刑や無期懲役刑のある事件を認めるはずはない」として、その矛盾や不合理を「あながち、そうとも言えない」とか「しかしながら不可能とは言えない」とかの言葉の綾で糊塗した上、警察の証拠捏造や検察の無実の証拠隠しには目もくれずに有罪判断をするからこそ、警察と検察の悪事は止まない。冤罪造りの元凶は誰かと問えば、もちろん犯罪的行為をする警察と検察であることは間違いないが、裁判所にこそ、大きな責任があると、我々冤罪犠牲者は思っている。
この人事には、最高裁判所の悪意と意思がある。冤罪はないとする無謬神話にしがみ付く最高裁判所を変えなければならない‼️
何をしても、どのような馬鹿げた判断をしても、再審で冤罪が明らかになっても、誰も責任を取らないでいられるからこそ、警察は自白強要や証拠捏造をする、検察は無実の証拠を隠す、裁判官は理不尽な判断をする‼️
誤った行為に責任を取らせる法律を作り、真面目で正直な警察官や検察官を守るのも、我々冤罪犠牲者の会の任務だと思っている。
長井秀典を大阪高裁裁判官にした今の最高裁判所の歪みこそ、日本の冤罪を生む原因だ。
絶対に許されない‼️