桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

私事

2020-06-01 | Weblog
先に癌発病と状態を書いて何ヵ月になるか❓️
食事療法と癌処置での体重減少が14キロ余り。どこから見ても病人だが、不思議と顔色だけは、そう悪くはなかった。もちろん、ステージ4の余命1年だ。悪いときもあったが、風呂に入った後などは、どう見ても癌患者とは思えなかった。
肉や魚など、厳しい制限の食事も、まあ作る連れ合いは大変だったろうが、朝晩2食だった空腹は、何時も美味かった。
長かった刑務所暮らしで身に付けた自己管理能力と、どのようなことでも楽しむ心は癌での毎日にも変わらなかった。命の大切さ、有り難さを真から感じる毎日は、厳しい制限があるからこそ、感じること、想うこともあったし、自分が産まれたこと、生かされて来たことに感謝の毎日でもあった。
顔色の良さは、やはり正直に癌の状態も現していたようで、かなり回復して来たことを確認出来た。
多分、秋には祝杯も上げられるのではないかと思っている。