桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

2013-10-26 | Weblog
人には器がある。
やはり野に置けレンゲ草、と言う言葉があるが、器でない人物が、ある地位、立場を得てもロクなことは出来ない、ということだ。
小泉純一郎元首相の原発廃止発言に対して、自民党や拝金主義者たちから、あれこれの反論がなされているが、安倍首相の国会答弁は反論にもなっていなかった。
「毎年、火力発電燃料費に4兆円は厳しい」
目の前の現実しか考えられないんだよ、この首相は。再生可能エネルギー開発にお金を使い、新しいエネルギーを得て行けば火力発電費は少なくなる。しかも、廃炉技術の開発をすれば、それが新しい産業になるし、原発は人類を脅かす害毒から社会活力に変わるのだ。
そのような展望の欠片も感じない安倍答弁を思うと、この人も、所詮はレンゲ草だね。小泉純一郎元首相の方が、まだしもだ。