桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

いやだに温泉・大師の湯

2013-10-15 | Weblog

昨日から泊まる温泉は、 近在の人たちが入りに来るらしく、午後に休憩場所に行ったらば、寝椅子は一杯。階下のリラックスルームも一杯。夕方になると、薬湯、メインの浴槽2個、露天風呂、スチームバスと、どこにも人がいた。
部屋は8畳1間だが、リラックスして休める、なかなか良い温泉だった。

初体験

2013-10-15 | Weblog
身体全体には疲れはないが、足はアキレス腱から脹ら脛にかけて強く張った感じで、筋肉が炎症してる感覚があり、マッサージがあるというので頼んだ。
午後2時から1時間。
足から始めたマッサージは、気持ち良いより、痛い。「パンパンです」と言うが、張っているのは足だけではなくて、肩も腰も、総てだと言う。
それはそうだわな。
毎日、30キロも歩けば、普段は、何もしてないのだから、張って当然。
かなり身体が軽くなったが、まだアキレス腱から脹ら脛は完全ではない。
「88番札所まで行かれるならば、途中で、もう1度、マッサージされた方がいいですよ」と言われた。
いゃあ初体験のマッサージ。気持ち良かったあ!!

財田川事件

2013-10-15 | Weblog
80年代の死刑再審4事件には、財田川事件もあったが、昨日、69番から70番の本山寺に向かう遍路道は川の堤だった。その川の掲示板に「財田川」とあり、この川筋のどこかで、あの冤罪があったのかと思ったらば、今回、俺が巡礼をする目的の1つに意志が通った感じがした。

71番弥谷寺

2013-10-15 | Weblog




昨日、最後の宿に向かうとき、高知白バイ事件の片岡さんから「明日、一緒に歩く」とメールが来た。俺の荷物を車に積み、ついて回るとのこと。
雨ならば休息。温泉に連泊する予定だからとメールしたらば、もう善通寺市に来たとのこと。
せっかくなので、今朝は雨が降る前に弥谷寺に一緒に参拝した。
宿の温泉から坂を上がり、それから3百段余りの石段を上がったところに弥谷寺はあった。
この寺も岩を刻んだところに建物があり、しかも幾つもの堂が建ち並び風情があった。
大師堂は靴を脱いで上がって参拝するが、その建物の奥には、若き大師が修行したと言われる岩窟があった。
本堂に行ったとき、地元の人から「どこから来たか」と問われ、茨城県だと答えたらば、前にいたご夫婦が「私も茨城県、古河。どちら?」と聞かれた。利根町と答えたが、俺のことは判らなかった。