桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

あちゃあ!!

2013-10-21 | Weblog
帰心矢のごとし。
高野山からケーブルカーで下山し、南海線の難波行きに乗って、後は時間だけと思っていたらば、そうは行かなかった。
「はつしば駅で人身事故。橋本駅で打ち切り。」だと!
仕方なくJRに乗り換えたが、奈良の王寺経由で新大阪に着いても、もはや今日中に水戸に帰る電車はない!と来た。
これが四国巡礼のご利益?あちゃあ!!

徳島刑務所

2013-10-21 | Weblog
フェリーの時間まで、かなり余裕があることから徳島刑務所に行った。
星野文昭さんとの面会が可能ならば、刑務所を相手とした国賠を続ける意味はなくなると思い、確認に行った。
今は、どこの刑務所も受付は警備会社が契約でやっている。だから、受付では要領を得なくて、結局、面会の申込書を書き、その後、職員と話すことになった。刑務所が言うには「友人などの一般面会は許可していない。誰も同じ。一般面会は、受刑者が面会許可願いを出して、許可するかどうかを判断することになる。でも、手紙は届けています」との回答だった。
以前は手紙も渡さなかったはずだから、俺が無罪になったことで取り扱いを変えたのかも。
徳島刑務所で藍染製品でも買って帰ろうと思ったらば、売店が存在しない。
残念!

高野山

2013-10-21 | Weblog

和歌山港から高野山まで、黒住さんの車で行ったが、遠い!
山道に入ってから、かなりの登りが続き、しかも細い。車の擦れ違いも怖い感じがして、各所で拡張工事をしていた。
高野山は、そこに着いてからが、また広かった。良くもまあ、こんな山の中に広い場所があったと思うし、広い街が出来たものだと感動だつた。その感動は奥の院に着いて、また感じた。参道には歴史に名前を刻む人たち墓所が並んでいる。空海、弘法大師を慕い、あの世での成仏を願ってのことだろうが、余りにもバカでかい墓石を見ると、世俗の権力と財を誇るような精神が、果たして弘法大師の意に敵うのかと思うし、少しは慎ましくしろ!と言葉に出てしまった。
弘法大師廟にお参りして巡礼の旅は終わった。
長くて肉体的にも負担の旅だったが、自分を見つめることが出来た、素晴らしい時間だった。
高野山の登り道は、歩いても行ける道があると判り、次に熊野古道を歩く際には、ぜひ歩いて高野山を訪れたいと思いながらケーブルカーで下山して帰路についた。

高野山へ

2013-10-21 | Weblog

昨夜は、徳島駅前の「びざんの湯」泊まり。
今回は、本当に良く温泉に泊まった。
徳島港から黒住さんの車で和歌山港へ。
これで2度目のフェリーだったが、和歌山港に近くなったらば、ハッキリと海の色が違うところに出合った。昨日までの雨で紀の川が汚れ、その汚れが海を染めていた。川の流れが、かなり沖合いまで届いていると判った。

美味かった!

2013-10-21 | Weblog


昨夜は、徳島駅傍の「あじさい」と言う店で乾杯した。この店は、巡礼を始めたときにも行って、安くて美味いと知り、確か2度目にも行ったが、10日ぶりに飲んだ冷えたビールは、最高に美味かった。久しぶりのアルコールは効いてホテルに戻った後、すぐに寝てしまった。
書いたブログにも写真の説明が欠けていて、きっと判らないだろう。
お地蔵様は、母親の顔にソックリだったので撮った。後は、1番札所の写真。