桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

医療過誤

2010-06-30 | Weblog
人工透析をしていて死亡した女性の遺族が訴えて、警察が医療関係者を過失致死罪で捜査!と言うニュースを見た。
こんなニュースを見るたび、俺は怒りのような感情を覚える。警察なんて、こんな捜査をする資格を持っていまい。
警察が冤罪を作り上げる過程で行う不正は、過失ではない。故意だ。
俺たちが犯人にされる過程にあった不正行為を数えて行くと、本当に沢山ある。「自白」テープの改ざん・編集、捜査報告書の改ざん・編集、証人関係書面の改ざん・編集、取り調べ時間書面の改ざん・編集、捜査官の偽証、これらが裁かれ、罪を問われないのは、なぜなのだ!
検察が同じ罪を背負って警察の行為を容認し、更に無罪の証拠を隠して冤罪を作り上げるから、いくら無実になっても警察の罪は問われない。検察の罪も問われない。
何度考えても、俺には納得出来ないし、この警察と検察にも過失罪を作りたいと思う。

監視カメラ

2010-06-30 | Weblog
今朝は、日本社会に溢れ始めた監視カメラのことを放送していた。
今、街頭カメラや私的な監視カメラは3百万台を超えるほど、社会に溢れているらしい。
嫌な話だねえ。
街頭カメラは社会の安全を守る名目があるわけだが、その映像管理に、日本では明確な法律の縛りがない。イギリスなどは、日本よりも多くて4百万台を超えるカメラがあるらしいが、法律の運用規定も明確だし、1台1台のカメラには問い合わせ先が記され、一人ひとりの市民が疑問に感じることがあったらばチェック出来るようになっているらしい。
日本人は、悪いことをしなければ映されても平気と考えるのだろうが、ただカメラの設置が進んでいる現状を伝えていた。特に問題になるのは、その映された映像の流出にある。私的なカメラの電波は透視される危険もあるのだとか。
今、可視化法案は成立も危ぶまれるが、社会を監視するのは好きな警察や検察も自分たちを守る監視化カメラは嫌いなんだな。
取調室を見守るカメラは、ただ調べられる者だけを守る訳ではない。調べる人が言い掛かりで不当な捜査があったと言われるのも防ぐ。調べる人、調べられる人、双方の人権を守る手段なのだ。
これに反対する警察に検察は、何を考えてるのか判らないが、今、好きにやっている街頭監視カメラで、余程悪いことをしてるのではないだろうかと思うよねだから、自分たちは監視されたくない、ね。
もし悪いことさえしないならば、警察署の総て行いが記録されるカメラが設置されても構わないはずだ。まあ無理だけどね。裏金はじめ、警察のやってることは暴力団まがいだからなぁ。監視カメラ社会、恐いし、考えさせられる問題だ。

眠い朝

2010-06-30 | Weblog
昨夜はサッカーを見た。何時も通りに11時前に眠くなり、寝床に入ったが、試合開始を耳で聞き始めたらば、徐々に眠気が消えてテレビの前に移れた。
試合は残念結果だったが、良くやったし、面白かった。守備は世界レベルに達したが、攻撃は世界に出るには足りないモノがはっきり見えた。
駒野のキック前、攻め上がった駒野のパスキックが、ことごとくヒットしていなかったので、連れ合いに「今日はヒットしてないから、これは失敗するかも知れないぞ。枠を外すかも」と言ったらば、「アナタが言うと当たるから言わないで!不吉は言わないで」と叱られたが、そのそばから外した。本当に残念だったが、しかし選手は全力を尽くした。
俺は野球ファンだが、充分に楽しませて貰った。俺は、最後まで、岡田監督の手腕を認めなかったが、監督はじめ選手一同の健闘に拍手をした夜だった。
人間臭い審判のミスの数々、サッカーは面白いねえ。