桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

テレビ取材

2010-06-10 | Weblog
今日はテレビ局からの取材があった。獄中日記を中心としたモノだったが、俺も慣れて来たのか、特別に緊張したりもしなかった。
先日も新聞社からの取材で、「将来、マスコミを使って捜査機関に復習する」などと書いた、自分の忘れている思いを指摘されたが、今日も記載されている言葉からの細やかな心理状態を訊ねられたり、指摘された。
あの頃、全く何も考えないで自分の無実の思いから生まれる言葉を書き連ねていただけの日記だが、書き残すというのは凄いものだと、改めて教えられた取材だった。

阿久根市

2010-06-10 | Weblog
有名な市長がいて、ときどきニュースになる土地名だが、また今朝も小さな記事になっていた。
何でも、気に食わない職員を降格させた処分が市公正委員会で取り消し判定されたが、竹原市長は判定を無視しているのを職員側が地検などに告発したという記事だった。
この竹原信一市長、元自衛官らしい。防衛大学を卒業して、途中で任務を捨てて市長になったらしいが、自分が一番正しいと思うタイプなんだとか。自衛官には多いのかねぇ、こういうタイプ。田母神も同じ感じだ。
竹原市長は自分の血縁に市の仕事を回したり、かなり問題があるのだが、人気があるからやり放題だ。こんな市長も市長だが、この人を選ぶ選挙意識、怖いよなぁ。まあ、それが民主主義なんだけども。

始動

2010-06-10 | Weblog
昨年の最高裁決定以来、俺は勝利の安心に気持ちを緩めた。社会に帰ってから続いた闘いの日々の緊張と難儀から解放された喜びに浸り、自分を甘やかすようになってしまった。
あれから半年になるが、そろそろ俺らしい日々に戻る気持ちになって、今朝は散歩に出た。まだ5時半にならない那珂川堤防。ほとんど人はいなかったが、ウグイスや雲雀が鳴いていて、心地良い川風が吹いていた。
久し振りだからノンビリと歩いて、約9500歩。汗もかかなかったが気持ち良かった。
いよいよ明日は、今後の日程も決まるだろう三者協議だ。