桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

再びの富山

2010-06-01 | Weblog
この前、富山に来たときは、まだ新潟県には雪が残り、雪国に相応しい景色だったが、あれから3ヶ月、すっかり景色が変わっている。
高い山に小さな塊や筋として残る雪だが、他の山々には新緑の色が重なり、田には苗が植え付けられている。
新しい季節の始まった新潟県は美しいねぇ。

家族

2010-06-01 | Weblog
連れ合いには子供がいる。連れ合いと一緒になったときには大人になっていたから、俺の存在をどう思ったから判らないが、親しく語り合いをするなんて雰囲気ではなかった。
俺自身が再審の活動で全国を歩き、茨城県南の利根町で働いていたこともあって、余り水戸にいる時間も多くなかった。話す機会が少なければ親しくもならないが、それでも水戸に住む息子とは男同士のこともあって、昨年辺りにはファーストネームで呼び捨てる関係になっていた。しかし、娘の方は、彼女が水戸にいなかったり、外国へ行っていたりしたせいで、一緒にいると気詰まりな思いのするような関係だったが、昨年末辺りから、その関係が変わり始めた。彼女自身が成長したせいもあるし、俺が再審を実現して余裕が生まれたせいもあるだろうが、やっとファーストネームで呼べるようになった。
昨夜は、久し振りに4人が水戸にいたので夕飯を一緒に食べた。食材は、救援会の山形県の人から贈られた義経焼の羊肉。俺は、それを肴に飲んだが、あれこれと作り方で言い合ったり、話したりしていて、これが家族なのかなぁと、初めて味わう思いを感じた。

休養

2010-06-01 | Weblog
何も予定のない日には、何もしない!そう決めて、昨日は完全休養だった。
昨日は水戸の別宅、アパートの改修工事があり、午前中は部屋にいる必要があったのだが、午後からも手紙を書いたりしただけだった。
シンポジウムに参加してくれた仲間を駅に見送れなかったが、皆さん無事に帰られた。
朝、コンビニに新聞を買いに行き、シンポジウムの記事を読んだが、短いから意の通じない部分があると感じた。
マスコミに正しく的確に報道して貰うことは、今後の仲間の闘いに影響するから、こちらも対応に注意が必要と感じた。