桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

宣伝

2010-06-12 | Weblog
広島のは北陵クリニック事件守る会では、毎月、定期的に街頭宣伝をしているらしい。
今日は、俺が広島に来ると言うので、何時もと日にちを変えて行うことにしたらしい。7名が集まり、横断幕を掲げ、ハンドマイクで行った。
各地で街頭宣伝をしてるが、広島は反応が良かった。俺も、少しマイクを握って話した。
途中、同じ冤罪仲間の二間高男さんが手伝いに来た。自分が終われば、なかなか他人の闘いまで、手伝えないものだが、二間さんは偉いねぇ。

広島

2010-06-12 | Weblog
広島と言えばカープ。野球ファンの俺だから、いの一番にカープだが、お好み焼きもあるよね。
今日は広島に着き、空港からリムジンバスで広島駅まで行ったが、50キロも離れてるんだってね。広島空港じゃないよね、これじゃあ。広島県空港!
駅には、北陵クリニック事件広島守る会の中心にいる三宅さんご夫妻に迎えられて自宅に行った。
そして、三宅さん宅近くのお好み焼き屋へ行った。
先日、京都で食べたお好み焼きとは、少し違ったのは、なんだろうね。具?ソース?
美味かったなあ!

広島

2010-06-12 | Weblog
呉の救援会には、何度か招かれて来たことがあるけれども、広島には一度しか来ていない。昨年、弁護士会に招かれたときも、そのまま集会だけで帰ったので、広島市内は歩かなかった。今日は、仙台・北陵クリニック事件の広島守る会に声を掛けられて総会に参加するために来た。
確か、初めて広島に来たときが飛行機だったが、他は何時も新幹線ばかり。久しぶりに飛行機で来たのは、別に何でもない。すっかり飛行機に乗り慣れてしまい、飛行機は早くていいとさえ感じるようになった。しかし、今日は市内に向かう高速道路の渋滞に巻き込まれてしまい、山波をのんびりと眺めながらの広島入りになってしまった。
さて、今回は、どんな出会いがあることか。

三者協議

2010-06-12 | Weblog
昨日は待望の三者協議だった。今後の展開を決めるモノとして、俺も期待を持って行ったが、これで終わるという安心を得た協議になった。
検察がDNA鑑定をして、俺たちを犯人と証明すると主張していたが、それがどうなるかと案じていた。
43年前、DNA鑑定は無かった。犯人が壊した便所の窓の桟には捜査官の指紋が付いている始末で、とてもDNA鑑定をするような厳重な証拠採取と保管がなされていたとは言えない。調べのときに、実際に俺の目の前に出され、俺が触っていた机の上に並べたりもしたのだから、その際に俺の垢やフケなどがワイシャツなどに付着したかも知れないのだ。多分、検察官は、それを期待して鑑定を行い、俺のが出たらば「犯人とは言えないが、そうだと確信する」とか言って灰色無罪を主張するつもりなのだ。
昨日、裁判所は検察官に対して「鑑定対象証拠物の保管状況を示す言葉や意見では無い証拠を提出するように」と求めたのだが、これで鑑定は棄却されるだろう。そもそもDNA鑑定の無い時代なのだ。保管状況を示す確かな署面など、あろう筈がないからだ。年内六回公判の期日が指定されたが、鑑定が無ければ行うことも限定されるから、いよいよ年内判決も現実になってきた。
何だか、とても安心し、ホッとした1日になった。