桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

田宮栄一元捜査一課長

2009-09-21 | Weblog
長く日本テレビでコメンテーターをしてる。事件があるたびに、その体験からのアレコレを話しているが、今日も日本テレビに出演していた。今日は鳩山政権誕生でのマニュフェストにある捜査取り調べの可視化に付いてだったが、田宮さんはにべもなく、反対です!と言った。
日本テレビは権力に近く生きて来た渡部恒雄の下、この田宮元警察官や河上元検事など、その代弁者を使っているが、こんな連中が冤罪を生む捜査に公正な判断は出来ようはずがない。
捜査、取り調べに違法性がないならば、何も録画を怖がることはないのであって、違法的なことを行い、一件落着としている現実を認識しているからこそ、田宮氏も「実務家は、誰も賛成しない」と言うのだろう。可視化すると治安が悪化するごとき論には、全く呆れる。なぜ可視化すると治安が悪化するのだろうか。
可視化する、被疑者はカメラの前で意識して自白をしない、従って犯人は放され、治安が悪化!と言う方程式らしいが、おいおい!大丈夫かい?だよね。
取り調べを可視化して治安が悪化した国が、一体どこにあるの?
世界の例を見たらいい。
お隣韓国でも、どこでも警察は同じらしくて可視化を反対した。でも、今は良かったと言ってるのだ。
日本の警察は、今までに沢山の冤罪を作りながら、全く反省をしていない。俺は、冤罪を作った警察官は、当たり前に犯罪者として責任を追及出来る法律を作らせたいと思っている。冤罪を作って、熱心に行った結果だなどと間抜けな言い訳をして平然としている、いられるなんて、俺には許せない。
これからも違法的な取り調べを行うと語る、今夜のような発言は、絶対に、これも見逃さない。
田宮さんよ、まずお前さんが冤罪の体験をしてから言いな、可視化反対をね。冤罪は大変だよぉ。
警察は平和と治安を守る大事な組織。相応しい発言を聞きたいものだが、裏金で汚して来た輩がシタリ顔で言う可視化反対。
田宮さんよ、恥ずかしくないかねえ。