桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

お土産

2009-09-06 | Weblog
日大法医学部教授の押田茂実先生とは、大崎事件で鑑定書の再検討をお願いに伺って以来、昵懇になり、親しくお付き合い頂けるようになった。
昨夜、外国からお帰りになってのお土産を頂いた。何かと思ったらば、先生が外貨を稼ぎに行ったカジノのチップだった。5ユーロのチップで、先生は博才のありそうな桜井にと仰りながら下さった。
うーん、俺に博才があるとは思えないが、先生のお言葉を裏切らないように頑張らなくてはいけないかな?

カラオケ

2009-09-06 | Weblog
昨日は、菅家さんの釈放を祝うカラオケの会だった。支援者が、まともに祝うことが出来ないでいるなんて、全く狂ってるが、菅家さんが支援者と時を過ごすのを喜ばない人が菅家さんの身柄を押さえているせいでこんな可笑しなことになっている。
我が布川事件では考えられない事態だが、そこでみんなで喜び合う機会を作りたいと思って計画したが、合計28人が参加してくれた。富山の氷見事件の柳原さんも来くれ、今、冤罪を証しつつある三事件が揃ったことになった。
菅家さんも柳原さんも気持ち良く唄い、語り、楽しんでくれたようだが、参加した皆さんからも、楽しかった、誘って貰い光栄など、メールが来て、集いを開いた甲斐があったと嬉しかった。
会場にした店主の興醒めする料金請求だけが楽しくなかったが、ホントに楽しい夜だった。
再審と冤罪の道を切り開くため、これからも力を合わせようと三人で確認した夜でもあった。