桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

弁護団事務局会議

2009-09-08 | Weblog
かなり前に撮影した茨城県警根本町倉庫写真を、何時も忘れていたので、今日は久しぶりに事務局会議に参加して届けた。
会議には、俺が仮釈放になった翌年の8月、アリバイを証明するバージュンのママに会いに行ったときの会話が提出されていた。
懐かしく思い出したが、あの日、彼女は自分の方から、俺が風呂道具を持参していたことを話したり、客と話したことを言ったり、確かな記憶を話していたのを思い出したな。
この事実は、誰が何を言っても動かない。もし、あの当時に警察や検察が真面目に調べていれば、こんなに長く冤罪と闘う立場にはならなかった。警察と検察の罪は重いね。
だけど、あのときにアリバイが判れば、今の俺はいない。だから、まあこれでいいんだけど、警察と検察の嘘が許せない。その姿勢が冤罪を作るのだから。
久しぶりに自分のアリバイを確認してファイトが湧いてきたね。必ず警察と検察を後悔させる、謝らせる、犯罪者として追及する!

バッドロッサー

2009-09-08 | Weblog
人間は得意や失意のとき、本来の姿が現れる。
このところの麻生太郎の記者会見を見ていると、無残という言葉しか浮かばない。人格とか品格とか、人間の資質を感じるところが、どこにもない。それどころか、未熟なお坊ちゃんと苦笑するしかない醜悪さに満ちている。
財界から政治献金という名の金を貰い、税金から莫大な援助をするばかりだった自民党。財界、会社が潤えばおこぼれで国民も豊かになるというのが自民党の主張だったが、今や潤卯の花財界金持ちばかり。痛みに耐えろと言った小泉改革のまやかしは、やっと国民が悟っての今回の選挙結果だろう。
金と権力、名誉、それらが第一の自民党議員に、どんな政治理念があるのか知らないが、いくら財界が金持ちでも儲けにならない金は出さない。金にならなくなる自民党は、これからが正念場だね。旨味がなくなって、果たしてどれだけが残るやら。
もっとも、税金の掛からない金の甘さを知った連中、その夢は追い続けるのだろうが、グッドロッサーにも成り得ない自民党。前途多難ですな。

テレビが面白い

2009-09-08 | Weblog
民主党が政権を取ってから、各テレビ局では、いわゆる評論家という連中が好き勝手なことを語っている。これが面白い。
まだ何も始まっていないのに「あれが出来ない、これも無理」と、まあ五月蠅いこと!
特に楽しませてくれるのは自民党応援団評論家の狼狽だね。昨夜のテレビ朝日、たけしのテレビタックルでは、元産経新聞記者の評論家が八つ当たり的に選挙結果と選挙民を罵倒していて、自民党御用達三宅何某と口喧嘩をする始末。呆れるより笑ったね。きっと自民党支配のぬるま湯の中で生きて来た世界を失う恐怖なんだろうね。
これからも、どんな醜態を見せてくれるか、しばらくはテレビが面白いね。

また!

2009-09-08 | Weblog
風呂から上がって、畳の部屋に戻ったらば、ガックン!と畳が落ちた。
俺たちは「玉村さんを殺したときに、何か畳が落ちたような気がした」と言う自白をさせられたが、まあ人を殺す状況は判らないけど、普通は判る。「気がした」じゃなくて「落ちました」となるね。先日の現地調査では、その畳落ちの現場を再現したが、40センチも落ちたらば足もとが不安定で「気がした」なんて自白はあり得ないと判る。
今度の落下は5センチほどだったが、床下が見え、また何かでカバーしなければならない。段々と崩壊して行く我が家。この家が無かったラバ俺の闘いも無かったが、そろそろ住める家だ無くなったかなあ。
決定が早いか、住めなくなる決定的な崩壊が早いか。さて、どっちかねえ。