桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

伊藤真司法塾

2008-09-13 | Weblog
今日は司法試験に挑む人たちが学ぶ伊藤真司法塾での講演だった。
同行した谷萩弁護士が布川事件全体を話した後、俺と杉山が交互に嘘の自白をした経過を、谷萩弁護士の質問に答える形で進めた。
参加者は百名くらい。全国で学ぶ人にネットでも流したそうだから、自宅でインターネットを通じて見た人も多いに違いない。
全員が司法試験に挑む人ではないらしく、老若男女がいたが、質問に答えたラストには、多彩な質問があった。
10年前に、同じような講演をした。そのときからはIT化が進み、机には目の前の話を映す小型テレビ。如何に社会が変化したかを知る思いだった。10年前に話を聞いたと言う弁護士になった方と、これまでに何人も会った。涙を流して聞いてくれていた人も何人かいたが、この人たちが、どんな弁護士や検察、裁判官になるのかと思うと、改めて自分の闘いの価値を感じたし、これからも闘い続けようと思った。

9・11

2008-09-13 | Weblog
あの日以来、世界の歴史が変わった感がある。テロとの戦いこそが正義、何にも勝る優先事項と。
昨日は、その報道があったが、そもそも、あの同時多発テロは、本当にビン・ラディンの仕業なの?テロだったの?
完全に崩落した国際貿易センタービルには、幾多の疑念がある。書物に記されたのを読んだのだが高熱でしか溶解しない鉄骨が、余りに鮮やかに断絶されているらしいよ。ビル火災で発生する熱では溶けないと。
ペンタゴンに飛行機が突っ込んだの、あれは機体よりも小さな破壊痕だったり、写真に写された被害場所の書物の状況に、飛行機ではあり得ないことが見とれ、やはり怪しいらしい。
政府権力は、所詮は怪しい。まともに信じたら欺かれるだけ。歴史が証明してる。でも、善良なる市民って、これが欺かれるんだよな。見事にやられる。
何時の日か、あのテロ事件の真相が現われるか。それともケネディ暗殺を、未だにオズワルドにしているように欺き通すのだろうか。我が日本は自民党の総裁選で大騒ぎ。欺く権力に同調するテレビ・マスコミ権力は、国民を犠牲にする自民党の本質は流さない。そして、善良なる国民は、生活を破壊した小泉に、未だに騙され続けて嬌声を上げる。欺かれる続ける。

横尾和子最高裁判事

2008-09-13 | Weblog
定年前に辞めたね。最高裁判事が定年前に辞めるのは珍しい。余程、辞めたい理由があったのだろう。
巷では、横尾さんが社会保険庁出身であったことから、その責任を取ったごとくに言うものもあるが、そうかなぁ。
俺は最高裁こそ、日本の諸悪の根源だと思っている。法治国家でありながら、行政権力に都合良く法律を曲げて判断することが多すぎる。最高裁は日本を平等な法治国家ではなく、不平等を作り出す存在になり下がっている。そんな最高裁にいる輩が、何で責任なんて感じるものか、が俺の感想だ。
大道を貫く法に添って裁く、一見易しそうだが、難しいことなのかも知れない。人には価値観もあるし、人生観もある。そこに歪みも生まれよう。裁く行為には、総ての人格が表れるのかも知れない。どんなに大事なことだと思っても、法を歪めての正義は有り得まい。法の番人たる者、常に心して裁判に当たって貰いたいものだ。
いや、俺はダメだね。ことに当たって冷静沈着なんて、全く出来ないもの。
新しい最高裁判事は、また女性だそうだが、この人の下す判決を聞くまで、また空しい期待だったとなるかも知れないが、今度は行政権力に膝を曲げない最高裁判事であれと期待をすることにしようかね。