桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

横尾和子最高裁判事

2008-09-13 | Weblog
定年前に辞めたね。最高裁判事が定年前に辞めるのは珍しい。余程、辞めたい理由があったのだろう。
巷では、横尾さんが社会保険庁出身であったことから、その責任を取ったごとくに言うものもあるが、そうかなぁ。
俺は最高裁こそ、日本の諸悪の根源だと思っている。法治国家でありながら、行政権力に都合良く法律を曲げて判断することが多すぎる。最高裁は日本を平等な法治国家ではなく、不平等を作り出す存在になり下がっている。そんな最高裁にいる輩が、何で責任なんて感じるものか、が俺の感想だ。
大道を貫く法に添って裁く、一見易しそうだが、難しいことなのかも知れない。人には価値観もあるし、人生観もある。そこに歪みも生まれよう。裁く行為には、総ての人格が表れるのかも知れない。どんなに大事なことだと思っても、法を歪めての正義は有り得まい。法の番人たる者、常に心して裁判に当たって貰いたいものだ。
いや、俺はダメだね。ことに当たって冷静沈着なんて、全く出来ないもの。
新しい最高裁判事は、また女性だそうだが、この人の下す判決を聞くまで、また空しい期待だったとなるかも知れないが、今度は行政権力に膝を曲げない最高裁判事であれと期待をすることにしようかね。

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