職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

10年前の6月7日

2022年06月07日 | ヤスさん日記
10年前
初めて三方舎の今井さんが工房を訪ねてくれました。
とFacebookさんが教えてくれました。
越前浜の植物染め 星名康弘さんの紹介で
初めて会った日でもある。

10年前の夏
初めての個展を
三方舎さんで開催してもらい。
私が活動家ではなく
職人だと認識された方も
多いのではないかと思います。
それ位に
あの頃は仕事は無いけれども時間はあった。
今は
その逆かもしれません。
私の中の活動家の血を知る人の方が
少ないかもしれません。

添付されている写真を見ながら
それからの
10年振り返ってみると
鎚起銅器を生業とできるようになり。
ふさふさの毛から
工房の背景から
全てが懐かしい。
あれから
収入を得られるようになり
改善を重ね
工房もより使いやすくなり
道具も揃えられました。

じっくりと
その写真を見ていると
その字の持っている意味の如く
複雑な感情で愛おしい日々。
よく頑張ったね。
と10歳年下の職人には
言ってあげたい心持ちです。

それから
新津に通い始め。
三方舎さんと日本各地に巡業し
楽しいイベント達を企画し
様々な経験をさせてもらいました。
巡業ではイベントの企画から
知らない土地でのポスティング
営業回り。
また
楽しいイベントでは
今までにないようなことを起こそうと
仲間達を集めて。

その経験のお陰で
二枚腰
三枚腰と
倒れない強靭な足腰を
鍛えてもらったように思います。
この経験が
私の血肉になっていることに
感謝しかない。
本当に
大感謝しかない。

そして
まだまだこれから。
まだまだ
まだまだ
これから。
職人としての地盤をしっかりと築き続け
時々
みんなでもっと楽しいことをして。
その信頼のもとに
世の中がより良き方向に進めるアクションを
続けます。

そんな今日に感謝しつつ
また一枚から銅板を叩き始めます。
新潟は
寒の戻り。
6月はスケジュールもきつくないので
ゆっくりと
身体を休めながら
製作を進めたいと思います。
ながさんも
くれぐれも
身体に気をつけて。
コメント
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