職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

野生を感じる

2015年10月21日 | ヤスさん日記
久々の強い眠気は
身体からのサイン。
野生の動物は身体に傷を負ったら
ひたすらに眠ると言いますが
こんなサインの時は
自分の中に野生を感じるものです。
ながさん
東京の秋はいかがお過ごしですか。

夜は出来るだけ陽気を使わないように
パソコン
ビール
コーヒー
とゆういつもの大好きなものを避けつつ。
避けつつ
これらがいつの時間帯には
身体に影響が少ないのかを考える。

ビールもコーヒーも
私のリラックスアイテム。
でありながら
コーヒーは冴えももたらす。
とすれば昼に飲むのは定石になっていますが
ビールはどんなタイミングがベスト
なのだおろうかと。

ベストではなくても
ベターは寝る前の1杯。
心地よさに包まれるくらいの1杯を楽しみに
ただただ布団に包まって寝るとします。

ながさん
個展後の感想などをお聴きしたいものですね。
また
ゆっくりと。
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秋刀魚の余白

2015年10月20日 | ヤスさん日記
秋刀魚が焼けるまでの時間は
大根を磨り下ろし
その余白にある雰囲気を楽しむ時間。
腰を据えて
しっかりとご飯を作るのは
何週間ぶりだったろうか
と思いつつ。
こんな時間が自分を省みる
大切な時間だったなと思う秋の夜。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

養生のお話を聞いて
今まで知っていても実践で来ておらず
ただただ行なう事の中で
自分なりの養生を見つけよう
と改めて
心に誓いました。

先ずは自分を養う事から。
途切れ途切れの食を繋ぐのは
発酵かもしれません。

日をかけて
陽をかけて
火をかけて。
これからはストーブの季節。
工房にて陽気をとりこんで
じっくりコトコト煮込んだ料理を
仕事と共に楽しみたいと思います。
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のびしろ

2015年10月19日 | ヤスさん日記
のびしろ
って言葉を
大切なお話の中で
何度か聴く事がありました。
いろんな方面の方々から
その
のびしろ
とゆう言葉を聞く度に
まだまだやれる事があるのだな
と思う今日この頃。
ながさん
新潟は恵みの雨の後に
快晴の空を迎えました。
個展後の東京の空は
いかがお過ごしですか。

のびしろ
って
出来ない自分が居るってことで
それは
出来る自分になる好機
でもあるわけですが
それを
活発に動いている人達の口から聴く事で
私ののびしろも
広がってゆくように思います。

この数日間で
成長した自分と
もっとこう出来たのではないか
もっとこう出来るのではないか
とゆう自分が居て
そののびしろを
これから埋めてゆくのだな
としみじみ
透き通るような秋の空を見上げながら
思いました。

のびしろは
留まる事を知らず。
けれど
振り返ってみれば
その繰り返しが
成長を支えてくれるって確信はありつつ。

ながさん
また叩きます。
叩き続けて土台をしっかりと固めたいと思います。
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大陸とものづくり

2015年10月18日 | ヤスさん日記
2年前の今頃は
Chinaへの旅でした。
ハルピン経由で天津へ
天津から北京へ行って万里の長城を実感し
北京から光化学スモッグのハルピンを避けて
成田経由で新潟へ。
未経験の土地へ行くのは
新しさに包まれますが
そこで体験した諸々は
今の私の土台の一片を確かなものにしてくれています。

燕三条ものづくりとして
Chinaとは密接な関係に。
特に近年は
富裕層の人達が桁外れな買い方をする
ってところで。
「何故、ものをつくるのか?」
とゆう視点を持っていないと
大きな波に流されるような気がします。

それは
「何故、ものをつくるのか?」

「何故、働いているのか?」
「何故、生きているのか?」
に直結する
からなのだと思います。

自分のつくったもの達が
どんな行く末を過ごすのか。
それらが幸せに包まれるようにと
思う訳です。

想像力を膨らませ
空に羽ばたかせ
日本で在る理由や
その役割を
しっかりと担ってゆきたいな
と思う職人なのでした。

ほんの小さな存在だからこそ
それが大切なのかもしれませんね。
ながさん
今日も佳き時間を。
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学びの欲求

2015年10月17日 | ヤスさん日記
新潟に帰っての一日目は
心の安らぎを与えてくれる地で
冨田貴史さんのお話会。
学びとゆうものが
実践をしている上に於いて
深まる
とゆう事を実感する今日この頃。
本居宣長のもとに集まる贅を尽くした豪商達は
食慾も性欲も尽きる時はある
けれども学びの欲求だけは尽きる事がない。
と言っていたらしいですが
人が行きて行く上で
尽きる事の無いこの欲求は
私が私で在る為に
終わりはないのかもしれませんね。
そして
何故生きているのか
何故働くのか
何故つくるのか
その問いかけは止む事がなく
人生の終わりに
どんな答えがでるのだろうと
想像しながら
学びの時間を深めたいと思います。

ながさん
阿賀野市は息吹の力に満ちていますよ。
11月は心よりお待ちしておりますね。
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西行の歌

2015年10月16日 | ヤスさん日記
初めての深夜の参拝。
そして
祭事明けの清々しい空気の中の
ひとりでの参拝。
自分の踏みしめる参道の砂利の音に
耳を澄ましながら
一歩一歩踏み出す。

「何事のおわしますをば知らねども
 かたじけなさに涙こぼるる」
とゆう西行の歌を思い出しながら
心の故郷での時間を過ごしております。

確認できるコト
ではないのかもしれない
けれども
確かに
その存在の御陰で
自分の背筋が伸びる。
それが大切で
そんなものなのかもしれません。

自分の人生への確かな作用。

誰がどう
とゆうわけでもなく
自分自身の一歩一歩を確かめる為に
また
伊勢の地を訪れてみたい
と思う職人なのでした。

帰ったら
またひとつ
更に製作に励みたいと思います。
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神嘗祭にて

2015年10月15日 | ヤスさん日記
伊勢の神宮に
こんなに足を運ぶコトになるとは
数年前までは
思いもよりませんでしたが
2011年以来
某かの変化が
私の中でもあったのだと思います。
倭姫から
式年遷宮
私のあまり知らなかった日本が
ここに在り
在り続けるのだ
と思うと。
身体の中から感謝が溢れ出てきます。

今回は神嘗祭
伊勢の正月と言われているようです。
そんな始まりの時に
じっくりと日本を感じてきたいと思います。

私のDNAに書き込まれている
某かを
感じる機会になればと思いつつ。

今日もありがとうございます。
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作用する

2015年10月14日 | ヤスさん日記
東京2日目は
ある大学の講義に潜り込みました。
新宿でお茶をして
御茶の水を散策。
湯島聖堂の縁石に腰をかけ
じっくりと
東京の空を眺めました。
「東京には空が無い」
とゆう智恵子さんの言葉を思い出しつつ
晴天の空に映える銅葺き屋根の緑青。
ながさん
今日の東京の空はいかがですか。

ものに対する講義。
やはり
東京とゆう街の情報の集積や
センスを磨きあ会う人たち
考え続けている人達のお話は
新しい支店を与えてくれるものです。

ものが
人間にどう作用するのか。
その機能とは別として。
ものが持つ力って
ものづくりだけがつけられるものでもなく
きっと
それを成長させてくれるお客様の手に
多くが委ねられているのだろうなと。

ものがもので在る理由は
つくり手の手を慣れ
つかい手の手の中に在るように思います。
もちろん
職人としては使うとゆう焦点はぶらしていない
とゆう前提ではありますが。

ものづくりの講義の後に
ものづくりの人々との美味しいお酒。
ちょっと飲み過ぎたなと思いつつ
今日とゆう日は
次の展開に向けての爽やかな始まりです。

ながさん
次の個展も楽しみにしていますよ。
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目眩

2015年10月13日 | ヤスさん日記
東京とゆう地で
何となく過ごす時間と
濃厚な時間を行ったり来たり。
自分のフィールドを出てみると
必要なもの
ってのがどこにあるのかを
見つめる事が出来るようです。
ながさん
個展お疲れさまでした
明けての今日はいかがお過ごしですか。

都心部の
目眩
を起こしそうな雑踏の中。
そんな中での暮らしも
日本には在るし
それが日本の首都でもある
のだなと感じつつ。
カフェで情報を検索する私。

少し早目になっている思考を沈静化して
ここに集まっているモノとの対話を
したいと思います。
今日は少しもぐって
新潟に帰ります。
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生活の見つめ直し

2015年10月12日 | ヤスさん日記
住まう
暮らし
生活
ものづくりをしていると
この言葉を意識するものと思います。

「日常の中で活き活きと使ってもらえる道具をつくる」
その中で
自分自身を振り返ってみる。
製作の日々では
それこそ
自分の生活はつくること
を中心に動いている訳ですが
もう一度
つくる生活
を見つめ直さずにはいられないな
と思うのです。

見つめ直したからといって
直様に私の生活が変わる
訳でもないのですが
目指す所を再確認する
そんな機会をいただいているように思います。

京都や金沢と
工芸として華々しい街も在ると思うのですが
暮らしとして
新潟が持つ役割は
これから更に明らかになってゆくのではないかと
ものづくりの地として
更に重要な役割を持つ土地になるのではないかと
根拠のない想いが
ここにあります。

そして
情報の集積する東京へ。
今日は向かいます。

ながさん
個展最終日はいかがでしょうか。
後ほど伺います。
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