職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

心地よい大風

2007年05月14日 | ヤスさん日記
大風吹き荒れる日曜日。
食と美などについて
ゆるゆると楽しんでみました。

マクロビオティック
私の友人の作る野菜の料理は
素材の顔をはっきりと現してくれる
そして他と競わない。
そんな滋味溢れるランチ。
玄米をゆっくりゆっくりと食み
弥彦山を眺めながら
育った大地を想い。
海草の汁の香りをかぎ
その向こうにある日本海を想い。

ゆっくるゆっくりと
身体の中に染み渡ってくる
食物のエネルギーが
身体のうちから
全てを撫でてくれるような
そんなココロ温まるランチ。

そして、なにごとも試みは面白いもの。
しっかりとした洗顔というものは
ひと労働なのだなと。
温泉成分の入った石鹸を
こねこねと泡立て
皮膚に指を当てないように
やわやわと洗い
バシャバシャと流す。

美は一日にしてならず。
周りの女性達は
この労働を朝と晩と
行っているのであるのだなぁ、と
ひとり感慨にふける職人なのでした。

春の大風が
つるつるの頬に心地よく
身体中の細胞ひとつひとつを
洗い流してくれるような
そんな夕暮れなのでした。
コメント
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