職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

素材の痛み

2019年03月12日 | ヤスさん日記
材料を預かる。
どこから預かるか
と言えば
自然の中から。
その預かった材料を
活かすも殺すも
ものづくりの人次第
と感じているのだな
と思う今日この頃。
3月11日をひとつの節目として
今日も叩き始めたいと思います。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

職人に
製作の途中に
ダメになってしまうものを
極力なくしたいと思うのは
コストだけではありません。
折角
上手に作れば
100年200年と
道具として使われるもの
だったはずなのに
自分が下手をしてしまったばっかりに
その素材は活きる術を失ってしまった。

そんな痛みが
職人にあるかどうかは
重要なところ。

「職人とは、なんですか?」
と聞かれた時には
これも重要な要素のひとつ
だなと思います。

自分が下手をしてしまったばかりに
それに傷つき
また腕をあげるための原動力になるのだろうな
と。

改めて今日も。
ながさん
少し新潟は寒さを戻しました。
東京も
くれぐれもあたたかく。
コメント
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