職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

自然と人為

2017年11月07日 | ヤスさん日記
自然と人為
子供の頃に見ていた山が
人工造成林だと知った時は
なんだかひとつの衝撃でした。
自然と思っていたものが
人為であり
それが放置されている姿だったと。
そんなことが
そこかしこであるのだろうな
と思う立冬の朝。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

河もそうで
洪水を防ぐ為に
削られたり埋められたり
きっと
自分が見ているその河が
人により成形されているのは
人類の歴史上
その流れがずっとあるのだろうと思います。

自然と人為。
この言葉には
ふたつのことを切り離す作用があると思うのです。
人も自然の一部。
その一部の人が
自然から切り離され
制御しようとする。

けれどもうまく行かないのは
自然としての循環を見落としているから
かもしれません。
本来の多様な木々が生きる山々は
保水性もあり
降った雨を保ってくれる
とも聞きます。
その保水力のお陰で
河への流れを穏やかにしてくれるとも。

そんな事を思うとき
人為のはかなさは
それ故に人なのでしょうか。

そんな事を考える立冬の朝。
新潟は美しい朝焼けと朝もやの中
穏やかに冬が始ります。
胎動してうた冬が動き出す一日。
ながさんも
良き一日をお過ごしください。
コメント
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