職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

次の世代にそれを求めるかどうか。

2017年11月04日 | ヤスさん日記
先日の
美術館や博物館の話しから
自分が職人になった頃の事を
思い出していました。
月に1回2回と
週末になると高速バスに乗り
上野の国立博物館から
国立近代美術館
日本橋三越の金工展
岡本太郎さんの記念館
などなどなどなど
兎に角
ご飯も食べずに観て回り
そのまま帰って仕事とゆうことをしていたものです。

実家暮らしで
特に趣味も無く
自分の給料を
そこに注ぎ込めた環境は
本当に有り難い事だったな
と思う今日この頃。

問題は
次の世代にそれを求めるかどうか。

20年経っても変わらないもの
何十年経っても
何百年経っても
変わらないあの時の技術。

それらに触れられる機会がある
ってことは
日本の財産ですね。
その財産をどう私達は活かすのか。

問題は
次の世代にそれを求めるかどうか。

自分の来し道は絶対ではないですし
そんな中で
私はどんな姿が見せられるのだろうな
と思う職人なのでした。

ながさん
来週はゆっくりとお話ししましょうね。
コメント
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