先輩の什器

静かに静かに
迎える満月の朝。
太陽の光で今も月は観る事が
できませんが
きっと必ず
どこかに存在しているのですね。
ながさん
東京の満月はいかがお過ごしですか。

満月休日を利用して
先輩からいただいた什器を
綺麗にし工場の改装を行いました。
特にここってところはないのですが
先輩からいただいた古めかしい道具や戸棚が
本当にその人の職人としての人生を現していて
私がいつか
肉体を離れた時に
日々一緒に居る道具達が
どのように受け継がれていってくれるのか
考えられずにはいられません。

人類という長い歴史の中で
ほんの一節ですが
その一節の職人としての私が
次に繋がるように
私をしっかりと生きなければ成らないな
と思う職人なのでした。

無為自然に
そして意識して
そんな狭間を進んでゆきたいと思います。