職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

冬の月は

2007年02月04日 | ヤスさん日記
ナガさん、2月の東京は
今年もまだまだ寒いのでしょうね。


やわやわとした雰囲気を醸し出す人。
透明感に溢れる人。
キリッと引き締まっている人。
天真爛漫、キラキラしている人。
時間が足りないと思う時間ほど
大切な時間はないですね。
波のまにまに漂っているように
陽だまりの中で眠るように
ただただ心地よく。
意識の内の内に刻まれてゆく輝きが
いつでも優しく包んでくれているようです。


漆黒の海と波の音
木が水を吸い上げるゆっくりとした音
風が空をきって飛ぶ音
透明に弾ける炭の音
静々と流れる川の音
月の明かりの下、杯を傾けながら
悠久の自然に想いを馳せてみると
様々な音が聞こえてきます。

美しい自然を美しいと感じられること
安心して口にできる糧があること
ココロ安らかに語り合えること。
日々の宝物はソコココに輝いているもの。
その発見方法はとてもシンプルで。
永続的な美しいコトを伝えられたら
ああ、いい人生だったと
きっとそう思うのでしょうね。

冬は空気が澄んでいて
遠くのものでもとても近く感じます。
月を相手に日本酒。
昔の人々もこんな月を愛でていたのでしょうね。
コメント
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