前向きに！

毎週土曜日は、某資格試験対策の講義に出講しています。６月末まで。
前回、「宿題にしますのでやっておいてくださいね」と言ったのに　やってこない子がいる。
宿題を忘れる子って、必ずいますね…今回もいました。
そして、結論から言いますが

「宿題をやってこない子」は受かりません。いかなる事情があっても。

要するに「やる気」です。宿題は、過去問題を１回分解くこと。なのですが、
過去問題はとっても大事！！
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」
ひたすら問題をといて、出題のパターンを覚え、数をこなすしかないんです。
だからやれって言ってるの！私、何年教えてると思ってるの！

あと、試験そのものの「申し込みを忘れていた」学生が２名。ああ、もったいない！！
締め切りは２３日でした。学校で団体受付もしてるし、個人で申し込みもできるし、
それなのに、今日になって「締め切りっていつですか」って私に聞いてきた子がいました^^;
「…確か、２３日だったと思いますけど…」と言ったら「…えっ！！…」と驚いて、
何て言ったと思う？
「…何とかなりませんか？」　　　私は耳を疑いました　　　何をしろと？
言うだけいっといて、この子も「宿題やってこないグループ」です。
権利だけ主張して、やるべきことはやらない。　男子学生です。
こういう子は苦手。


あとは、「なんでそこまで？」というぐらい、「後ろ向き」な子。この子も男子です。
ただ、宿題もやってきてるし、前のほうに座って、熱心に聴いてるんですが、「絶対に落ちると思う」とか平気で言うの。
「だめもとで受ける」とか「受かるはずないけど」とか言いながらも、真面目にやっている…

これだと、実力発揮できないと思うの。確かに学力もやる気もあるし、事実ちゃんとやってはいるんだけど、
「前向きなパワー」っていうのを感じないの。
真面目に勉強してるのに、「向上心」とか「向学心」とかがあまり伝わってこない…なんで？
それは、本人が「後ろ向き」だから。根がいい子だし、ちょっと気になった。この子は、「持ってる」気がした…（古い？"^_^"）
長年、こういう仕事をしていると、「伸びる子」と「そこそこ」の子、ってなんとなく（というかかなりはっきり）わかるものです。

素質のある子を見つけたら、つぶしてはだめなんです。なんとかして、伸びていってもらわなければ！

授業のあと、この子が窓を閉めてくれていたので、（こういうことも自然にやってくれる、）
「ありがとう、」と言って、以下のようなことをちょっと話しました。


私たちの身体はもともと前向きにできている。後ろ向きって、歩くのさえとても大変。
身体が「心」の入れ物だとすると、前向きな身体に後ろ向きな心というのは、アンバランスになってしまう。
バランスが悪ければ、いい考えはうかばない。
後ろ向きに歩いてみても、間違った方向にやみくもに進むだけ。そしたら、時間の無駄になる。
目的地に正確に、しかも速くたどりつくには、楽しみながら前向きに進むに限ります。

前を向いて授業を受けてるのに、心が後ろを向いている、というのではダメ。
前向きな身体に前向きな心を入れてこそ、完全に力を発揮できる。

人間が本当に力を発揮できるのは、やりたいことをやっているとき。
今回の勉強にしても、やりたくないのにやらされている、わけではないので、自分でブレーキかけるのはやめること。
学力はあるのだから、あとは、「よしっやるぞ！」「絶対受かるぞ！」「合格しかない！」ぐらいの「強い気持ち」が加われば、あなたはもっともっと伸びますよ。


という話をしたのです
そしたら、
ちょっと涙ぐんじゃった(^_^.)
「そんなこと言ってくれた人初めてです…」で、「なんか、熱くなった気がします」ですって！！

よしっスイッチ入った！！

この子が、くるりと前を向いた瞬間、のような気がしました。前を向いて、目の前の赤い風船に手を伸ばした、みたいな。

立ち話だったので、モノの５分ぐらいだったのですが、話せてよかった。

この学生さん、鹿児島出身だそうです。「先生今度さつまあげ持ってきます」と言ってくれました☆
実家からたまに送ってくれるそうです。いいなぁ。
ちょこちょこ差し入れがあるって、うらやましい…

この子に限らず、誰であっても、何をするにも、「きっとよくなる、必ずよくなる」と前向きな気持ちって、とても大事だと思います。

と、私自身にも言い聞かせて(#^.^#)

ふぅ～～今週のお仕事もおしまい、明日は貴重なお休みの日♪　テニスのレッスンで気分転換です(^_-)-☆
☆前向きに☆がんばります(^_^)v


楽しい日曜日になりますように！！

(^^)/~~~