この頃、わかったことがあります。
それは、誰でも「正しい人生のナビゲート」をしてくれる人、が要所要所で必要だ、ということ。
未成年のうちは、特に、です。
「どっちに行ったらいいのかわからない」「どうすればいいのかわからない」
と、ふと、立ち止まる時がどうしても出てくる。
そんな時、「こっちだよ」「こうしてみたらいいよ」と、やり方を教えてくれる。
自分で気づくきっかけになる、一つの言葉を言ってあげられる、そういう存在でもいい。
いろいろな情報を自分の中で整理して、醸成して、もっていく方向を打ち出していく。
あるいは、キーワードとして全員に示す。
そこにいる全員とじっくり話しをして、浸透させられれば理想ですが、それは難しいことです。
クラスにおいて。
私にできることは、核となる言葉を選ぶこと。
「有言実行」です。
指導者:リーダーとして、自分がどういう方向にクラス=チームを持って行きたいのか、
同じ成果を出したとしても、先に言ってから実現したほうが絶対にいい。
目的を明確に伝え、結果が出れば、自然とクラスの信頼も得られることになります。
学生が、漢字検定があるとわかっているのに、ぜんっぜん勉強してないんです。
同じ問題を何回かやらせても、全然点数が伸びない・・・それで、
先日、授業の最初に、ちょっと厳しいことを言いました。
どういう話をしたかというと、
「何のために検定試験を受けるのか?」・・・
就職に有利なため、仕事に生かすため、などという声があがりました。
・・・「そんなことは、知ったこっちゃないです。関係ないです。
受かったあとの話です。まずは、受かること。合格すること。
みなさん。試験というのは。合格するために受けるんですよ!?」
といったら、みんな呆然としてしまって、
そんなこと考えたことなかった、みたいな感じでした。
「みんな、一日に何時間勉強してるの?」・・・シーン、としてしまう。
「試験受けるってわかってるのに、何で勉強しないの?
「今日になって急に、明日試験ですって言ってるわけじゃないでしょう。
1ヶ月も2ヶ月も勉強する時間はあったのに、何をやってたの?
問題集。持ってるみたいだけど。何回やりましたか?」
ぼそぼそっと、誰かが1回、という。
「1回、2回なんて、やったうちに入ると思う?何回やったらいいと思いますか?」
誰かが、「・・・10回・・・」という。
「10回?何それ。何甘ったれてるの?100回やりなさい!」
「ええっ!100回かよ」と驚く声。
「誰も、やってないでしょう。やってないからいつまでたってもできるようにならないの!
200点満点で。80点とか、90点とか。130点とか。何それ。勉強してないってだけです。
それでいて、わかりませんできません書けません読めません。あたりまえです。
勉強しないで受かる試験がこの世にあると思ったら大間違いだから!」
「それから。何点とったら合格ですかって聞くのやめなさい。
6割だとか7割だとか。130だの140だの。しみったれたこと言うんじゃないです。
絶対に合格する点数を教えます。満点です。満点とることです。
100点満点なら100点。200点満点なら200点です。
100点とれたと思っても、80点なんです。人間だから。必ずケアレスミスをします。
それなのに、最初から合格ラインの70点を目指しますだ?
そんなことしたら50点だから!落ちるから!
受かるかどうかわからないけど、受けてみる、とか。
試しに、受けてみる、とか。授業でやるから仕方なく受けるとか。
そういう人は受けなくていいです。受からないから。
受けるなら合格!! とるなら百点!! これ以外にありません!」
反省。もっと早くこういう話をするべきでした。これが、今回の話の「核」です。
このあと、模擬試験やって、自己採点終わった子には「自習してください」と
言ったのですけど、みんな自分で問題集を出して真面目にやっていました。
私語する子もいなかった。・・・なんてめずらしい・・・
で、検定は終わったのですが、これはこれで終わったことは仕方がない。
私の担当科目ではなかったので。たまたま、何回か模試の監督に入っただけです。
終わったあとだけれど、ある学生が、言ってくれた言葉。
「私、今まで、検定って何となく受けてたけど、合格するために受けるなんて、考えたこともなかった、目からウロコだったよ先生。・・・
・・・そうだよね。合格するために受けるんだよね。だって受かったら、嬉しいもんね。私、今度の秘書検がんばるよ、先生!」
そして、にこっと笑って、走って行ってしまいました。
そんなに涙腺ゆるい方ではないですが、やはりこういう場合は、じーんとくるものがあります。
向学心、向上心、それらを意識して持てるようになったら、もう大丈夫だと思う。
私は、人間を人間たらしめているものは、「向上心」だと思っています。
私も、もっと本を読み、勉強し続けようと思う。
「核となる言葉」を、伝えられる人間になるために。
それは、誰でも「正しい人生のナビゲート」をしてくれる人、が要所要所で必要だ、ということ。
未成年のうちは、特に、です。
「どっちに行ったらいいのかわからない」「どうすればいいのかわからない」
と、ふと、立ち止まる時がどうしても出てくる。
そんな時、「こっちだよ」「こうしてみたらいいよ」と、やり方を教えてくれる。
自分で気づくきっかけになる、一つの言葉を言ってあげられる、そういう存在でもいい。
いろいろな情報を自分の中で整理して、醸成して、もっていく方向を打ち出していく。
あるいは、キーワードとして全員に示す。
そこにいる全員とじっくり話しをして、浸透させられれば理想ですが、それは難しいことです。
クラスにおいて。
私にできることは、核となる言葉を選ぶこと。
「有言実行」です。
指導者:リーダーとして、自分がどういう方向にクラス=チームを持って行きたいのか、
同じ成果を出したとしても、先に言ってから実現したほうが絶対にいい。
目的を明確に伝え、結果が出れば、自然とクラスの信頼も得られることになります。
学生が、漢字検定があるとわかっているのに、ぜんっぜん勉強してないんです。
同じ問題を何回かやらせても、全然点数が伸びない・・・それで、
先日、授業の最初に、ちょっと厳しいことを言いました。
どういう話をしたかというと、
「何のために検定試験を受けるのか?」・・・
就職に有利なため、仕事に生かすため、などという声があがりました。
・・・「そんなことは、知ったこっちゃないです。関係ないです。
受かったあとの話です。まずは、受かること。合格すること。
みなさん。試験というのは。合格するために受けるんですよ!?」
といったら、みんな呆然としてしまって、
そんなこと考えたことなかった、みたいな感じでした。
「みんな、一日に何時間勉強してるの?」・・・シーン、としてしまう。
「試験受けるってわかってるのに、何で勉強しないの?
「今日になって急に、明日試験ですって言ってるわけじゃないでしょう。
1ヶ月も2ヶ月も勉強する時間はあったのに、何をやってたの?
問題集。持ってるみたいだけど。何回やりましたか?」
ぼそぼそっと、誰かが1回、という。
「1回、2回なんて、やったうちに入ると思う?何回やったらいいと思いますか?」
誰かが、「・・・10回・・・」という。
「10回?何それ。何甘ったれてるの?100回やりなさい!」
「ええっ!100回かよ」と驚く声。
「誰も、やってないでしょう。やってないからいつまでたってもできるようにならないの!
200点満点で。80点とか、90点とか。130点とか。何それ。勉強してないってだけです。
それでいて、わかりませんできません書けません読めません。あたりまえです。
勉強しないで受かる試験がこの世にあると思ったら大間違いだから!」
「それから。何点とったら合格ですかって聞くのやめなさい。
6割だとか7割だとか。130だの140だの。しみったれたこと言うんじゃないです。
絶対に合格する点数を教えます。満点です。満点とることです。
100点満点なら100点。200点満点なら200点です。
100点とれたと思っても、80点なんです。人間だから。必ずケアレスミスをします。
それなのに、最初から合格ラインの70点を目指しますだ?
そんなことしたら50点だから!落ちるから!
受かるかどうかわからないけど、受けてみる、とか。
試しに、受けてみる、とか。授業でやるから仕方なく受けるとか。
そういう人は受けなくていいです。受からないから。
受けるなら合格!! とるなら百点!! これ以外にありません!」
反省。もっと早くこういう話をするべきでした。これが、今回の話の「核」です。
このあと、模擬試験やって、自己採点終わった子には「自習してください」と
言ったのですけど、みんな自分で問題集を出して真面目にやっていました。
私語する子もいなかった。・・・なんてめずらしい・・・
で、検定は終わったのですが、これはこれで終わったことは仕方がない。
私の担当科目ではなかったので。たまたま、何回か模試の監督に入っただけです。
終わったあとだけれど、ある学生が、言ってくれた言葉。
「私、今まで、検定って何となく受けてたけど、合格するために受けるなんて、考えたこともなかった、目からウロコだったよ先生。・・・
・・・そうだよね。合格するために受けるんだよね。だって受かったら、嬉しいもんね。私、今度の秘書検がんばるよ、先生!」
そして、にこっと笑って、走って行ってしまいました。
そんなに涙腺ゆるい方ではないですが、やはりこういう場合は、じーんとくるものがあります。
向学心、向上心、それらを意識して持てるようになったら、もう大丈夫だと思う。
私は、人間を人間たらしめているものは、「向上心」だと思っています。
私も、もっと本を読み、勉強し続けようと思う。
「核となる言葉」を、伝えられる人間になるために。