末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

景況感、大幅悪化の見方

2008-09-27 07:07:51 | 世界金融恐慌の兆し


■景況感、大幅悪化の見方 10月の日銀短観民間予測

朝日新聞 2008年9月26日23時51分

 日本銀行が10月1日に発表する9月の企業短期経済観測調査(短観)について、主な民間調査機関の予測が出そろった。企業の景況感は大幅に悪化したとの見方が強い。米国発の金融不安で、世界規模での景気後退が懸念されているためだ。
 大企業・製造業の業況判断指数(DI)は、03年6月以来のマイナスになるとの予測が大半だ。日本総研は「欧米向け輸出の減少や個人消費の低迷を受けて加工業種が落ち込む」として、前回6月調査より10ポイント悪化のマイナス5を予測する。
 大企業・非製造業のDIも悪化の予測が大勢だ。三菱UFJリサーチ&コンサルティングは「マンション市場の調整が続く不動産など、厳しい状態が続く」として5ポイント悪化のプラス5を予想する。
 
■欧でも金融株下落 大手フォルティスは資産売却交渉
朝日新聞 2008年9月26日23時35分

 ベルギーとオランダにまたがる金融大手フォルティスは26日に会見を開き、市場で経営不安が伝えられていることに対し「絶対に経営破綻(はたん)はしない」と説明。最大で約1兆5千億円の資産売却交渉に入っていることを明らかにした。
 フォルティス株の26日の終値は前日比2割安となり、5日間続けて下落した。 26日の欧州株式市場は、金融不安が根強く、スイス大手のUBSが前日終値比で一時、5%安となるなど、金融株が幅広く売られた。主要株価指数の終値は、英国で前日比2%安、フランスは同約1.5%安だった。

■米貯蓄貸付組合最大手、資産32兆円破綻 米銀が買収
朝日新聞 2008年9月26日12時26分

 米貯蓄金融機関監督局(OTS)は25日、米貯蓄貸付組合(S&L)最大手ワシントン・ミューチュアル(米ワシントン州)の業務を停止したと発表し、同社は事実上破綻(はたん)した。総資産は6月末時点で約32兆8千億円で、預金を持つ米金融機関の破綻処理では過去最大規模。銀行業務は、米銀行大手JPモルガン・チェースが約2千億円で買収する。
 低所得者向け(サブプライム)住宅ローン問題に端を発した金融不安が続く米国で、新たな大手金融の破綻となった。証券会社などを含めた金融破綻では、米史上最大の企業倒産となった米証券大手リーマン・ブラザーズ(総資産約6300億ドル)の例がある。
 ワシントン・ミューチュアルは1889年設立の「老舗(しにせ)」。S&Lでは最大級の規模を誇っていたが、サブプライムローンなどを組み込んだ証券化商品の取引に積極的だったのが裏目に出て損失が膨らみ、07年10~12月期から3四半期続けて当期赤字に転落していた。

 金融機関の倒産連鎖が始まっている。労働者を分断し犠牲を転化する民営化に絶対反対の闘いを。団結固めよう。