末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

8・1 地域医療交流会へのご案内

2020-07-20 21:23:39 | 共に生きる団結の地域拠点を作ろう
新自由主義の医療破壊と闘い、コロナの感染拡大に立ち向かおう
8.1地域医療交流会へのご案内        

8・1地域医療交流会で医療・介護のネットワークを広げましょう

 新型コロナウイルスの世界的拡大で地域医療の重要性をあらためてとらえ返しました。医療崩壊を防ぐためには、「症状を訴える患者さんをまずかかりつけの診療所で診察し、主治医が必要と判断したら病院や保健所に連絡して検査を行う」というネットワークがどうしても必要です。
 今回の8・1地域医療交流会をその出発点とし、地域と共に生きる医療を広めていきたいと思います。
 戦後革命の高揚の中、1950年京都西陣、51年八尾西郡、52年高槻富田町で、自分たちの命と健康は自分たちで守ろうと、それぞれ地域の人々がお金を出し合って診療所を建てました。いずれも貧しいがゆえに伝染病が蔓延した地域です。
 昨年の7・7八尾北医療シンポジウムでの出会いをきっかけに、この3つの地域医療の交流を続けてきましたが、今回コロナ情勢で更にその輪を広げようということになりました。
 民営化で病院を減らされ検査もできない中で、新型コロナ感染の初期には、のども診ない、聴診器もあてない、「発熱難民」「肺炎難民」が増えてしまう状態がありました。八尾北医療センターは、労組と地域住民が協力して民営化を阻止し、自主管理している診療所です。地域の診療所として必要な医療を続けていきたいと、テントを張って動線を分け、感染予防の手作り対策を行い、発熱している人も診察することにしました。
 今後、新型コロナの第二波や、秋冬のインフルエンザの流行に備えて、診療所、病院、保健所の連携を強め、感染予防の講習会や発熱外来の準備が必要です。
 新型コロナウイルスの流行は、差別と貧困と格差を浮き彫りにしました。アメリカの黒人の死亡率は白人の二倍です。南半球の後進国をはじめ、手洗いをする水がない人は全世界の60%、40億人です。弱い立場に置かれた地域に広がっていくのはまだまだこれからです。
 人間が人間らしく生きていく社会をとりもどしましょう。崩壊した医療を取り戻しましょう。そこから奪われたものをすべて取り返していきましょう。世界でその闘いが始まっています。私たちもどうしたらいいか悩み、格闘してきた数か月でした。医療・介護現場で働く仲間の失敗や成功の経験を持ち寄って交流していきましょう。ぜひ職場の仲間、友人、知人に呼びかけて参加してくだい。
           
八尾北医療センター・地域医療交流会
連絡先 八尾北医療センタ-労働組合 
 八尾市桂町6-18-1 
072-999-3555

7・15 八尾市長に申し入れを行いました!

2020-07-19 10:13:27 | 新型コロナウイルスパンデミック





八尾市長 大松 佳右 様
    
 2020年7月15日    
八尾北医療センター院長 末光道正
八尾北医療センター労働組合執行委員長 藤木好枝

 地域の病院・診療所をつぶしてはなりません! 八尾市は市民の命を守るために最大限のやれることをただちに実施して下さい。

1、「もう一つの医療崩壊(全国の地域医療の崩壊)を防ぐ方策を」行って下さい。

 全国保険医団体連合会が行った1万件のアンケート調査では、9割近くの医療機関で外来受診患者が減り、8割近くが保険診療収入が減ったと回答しています。

「もう一つの医療崩壊防ぐ方策を」宮城県の医師の声が朝日新聞に掲載されました(4月29日)。「一般医療機関で患者が激減し、経営が急速に悪化」「半年以上続けば倒産も想定」「東日本大震災時を上回る深刻さ。早晩、全国で地域医療の崩壊を招きかねない」「緊急的な財政支援が必要」「新型コロナウイルス感染患者を受け入れている病院の厳しい状況。人的、物的、財政的支援が早急に必要。他方、もう一つの医療崩壊に対しても国の支援を強く要望します」と訴えています。

 多くの医療機関でそのしわ寄せが労働者に向かい、ボーナス1/3や半減に、給料10%減とも報じられています。不安と葛藤の中、使命感でやり抜いた医療(介護)労働者への待遇の悪化は断じて許せません。

 新自由主義による営利主義と民営化が保健所や感染症関連機関、公立病院を極限的に削減してきたことがコロナの感染拡大を招いたことは広く認識されてきたところです。感染拡大前から多くの診療所と病院はギリギリの経営を強いられていました。減収の補填などの対策をただちにおこなって下さい。

2、「熱中症増加前に発熱外来拡充を」地域の診療所・病院を守り抜きましょう。

 コロナ感染拡大の第2、第3の波、熱中症・インフルエンザとの同時流行への対策へ全力を傾けてやり抜きましょう。

 八尾北医療センターでは、熱があって保健所に連絡した患者さんが「かかりつけ医に行くように」指示を受け、電話の上受診されたことをきっかけに労働組合で討論をはじめました。熱のある人の診察を行うために、熱のある人と他の患者・職員の動線を分けるためにテントを立てることを決め、シールドや必要な物の確保と掲示を一気にやりました。 他の病院で「聴診器をあてない」「のどを診ない」「熱のある人は追い返される」ということがあることもわかりました。「聴診器一つで始まった」(末光院長)のが西郡の医療です。八尾北医療センターでは聴診器をあてる、のどを診る、おなかが痛ければ触って診る(触診)、血液を採る、おしっこを採る、血中酸素濃度を測るなどの基本的な診察をきっちりやります。これらの基礎的なもので、ウイルス性の熱か、細菌性の熱か、脱水症によるものかなど大まかな判断ができます。保健所につなぐ人。熱のある人はフォロー体制(電話連絡)をとって変化を見逃さないようにしています。「風邪は万病の元」だからです。

 保健所の拡充や人員の増員などが急がれますが、「まず保健所に連絡」ではパンクしてしまいます。医療崩壊を防ぐために地域のかかりつけ医・地域医療についても守り充実させるべきです。

 「熱中症の治療ができる発熱外来の設置には、人、設備、経営面で多くの課題がある。本腰を入れた国の援助が必要だ。国民に自粛を呼びかけるだけでなく、眼前の診療に関する具体的な対策を国に要望する」
(6月7日朝日新聞 開業医の声)

 日頃の状態を知っていればこそちょっとした変化にも気づき、重症化の兆しを見つけることもできます。八尾市の責任の下、地域医療と保健所などとの連携ができる体制を話し合って作り出しましょう。インフルエンザとの同時流行に対して具体的な対策が必要です。そのためにも地域の診療所・病院を絶対につぶしてはなりません。

3、八尾市だけでできないことは国や府に働きかけて下さい。そして八尾市独自でもやれることはただちに実施をして下さい。

 八尾北医療センターについて言えば、

 ①土地・建物の家賃の免除をして下さい。八尾北医療センターは、築39年を超して老朽化が進み、先日7月8日の豪雨で2階の天井から雨漏りがしました。家賃をきっちり払っても、八尾市は一切修繕費を出しません。普通は家賃分の一部を貯めて修繕費にまわすものです。月額56万8000円、年681万6000円の家賃支払いの負担と、修繕費まで払うことはとうていできません。3ヶ月滞納すれば追い出されるという条件まであります。

 ②借入金の返済を猶予して下さい。八尾市(運営委員会)が八尾北医療センターの運営から手を引いて運営主体が変わった時に、未収の診療報酬2ヶ月分・9000万円を運転資金として借金を背負わされました。現在、借入金の返済は半期で230万円、年460万円の支払いが重くのしかかっています。診療報酬を受け取り、八尾北からも返させるとは2重取りです。

 合わせて年1,141万6000円の支払いとなる。1、000万円を超える利益を生み出せる医療機関がどこにあるのでしょうか。あるとすれば、金もうけを一切に優先させ、患者のこともそこで働く労働者のことも考えない医療機関だけがなしうることです。

 そもそもこうした不利な条件を呑んででも、私たちは八尾北医療センターを守り地域の人々と共に生きていく道を選択しました。八尾市が運営から手を引いた後に、八尾市から「八尾北医療センターの明け渡しを求める」裁判まで起こされる状況下でした。地域住民と労働者から300通もの民営化・廃止反対の意見が出されました。「たとえ裁判に負けて追い出されてもテントを張ってでも診察を続ける」決断をしました。裁判では高裁で「和解」となりましたが、上記のように非常に不利な条件を強いられました。

 八尾北医療センターの「倒産」の現実に八尾北医療センター労働組合が立ち上がり自主管理闘争で診療所を守り抜いています。地域の患者と住民、全国の心ある労働者から寄せられるカンパで何とか経営破綻を防いできました。また、コロナに立ち向かい労働者の団結した力で発熱外来を設置し、熱のある患者もきっちり診察をしています。誰一人診察もせずに帰らせてはいません。

 同じ維新の会の橋下氏は「民営化を進めすぎてコロナ危機に対応できなくなった」と言っています。第2波に備えて命を守る具体的な施策をおこなって下さい。

 「本運営委員会(八尾市)は20年以上の地域医療を担い、住民からも支持されている『八尾北医療センター』という希望の灯を絶やすことなく、維持発展さすことが最大の使命と考え、・・・八尾市への行政支援を強く要請し、・・・医療スタッフ・患者が一体となった地域医療の推進を図ってまいりたい。」(2004年12月2日 八尾北医療センターの経営移譲にかかる趣意書)と述べています。医療機関が不足する「八尾市北部の広い範囲での第一次医療を担」ってきました。

 地域の診療所・病院を守り抜き、コロナの感染拡大に共に立ち向かっていきましょう。



⇦八尾北医療センターのHP


新型コロナウイルスパンデミックと地域医療(その32)

2020-07-17 08:26:24 | 新型コロナウイルスパンデミック

チャップリンのモダンタイムスを観たときその視点に驚きました。
労働者が歯車(機械)に動かされている姿が印象的でした。

毎日訪れる患者さんの姿もそれと変わりません。
ベルトコンベヤーで運ばれるコンビニ弁当をパックする労働者。
朝から晩まで細かい部品の検品を拡大鏡で見る労働者。
一日机に座ってパソコンを打ち続ける労働者。
(私もその一人ですが)
商品をいかに早く作って儲けるかを競う資本主義の結果です。

労働者は機械ではありません。ロボットではありません。
同じ筋肉を使い続けると、筋肉が疲労し、毎日のシップや薬では痛みが取れなくなります。
その疲れをとるために、診療所で電気治療をし、プールやジムに通う。
こんなことはみんなで力を合わせて、ゆっくり働けば起きないでしょう。

私たちのめざす医療・介護は、命と健康を奪う原因と向き合い、すべてを奪い返すための闘いです。
あるときは畑を耕し、あるときは物を作り、あるときは・・・・をする。
極限的な分業(分断)を打ち破って、お互いが共に生きていける社会が必要です。

いま八尾北で挑戦している医療と介護の一体的労働、労組による自主管理はそのほんの始まりです。
職場に新自由主義と闘う労働組合を甦らせ、すべてを奪い返し、労働者が世の中を動かす社会を実現しましょう。



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新型コロナウイルスパンデミックと地域医療(その31)

2020-07-17 08:26:24 | 新型コロナウイルスパンデミック

昨日お休みしたので、出勤前の投稿です。

東京で過去最大の286人。大阪66人。八尾3人。じわじわと近づいてきています。
最近中国、スペイン、イギリス、アメリカとつぎつぎ気になる研究発表がされています。
回復した患者から採取した血液の抗体が一度できても、2週間ほどで消えてしまうというのです。その18 NHKスペシャルで紹介した人体VSウイルスのなかで「新型コロナウイルスがこの免疫システムの裏をかく狡猾なしくみ」でも同じような説明がありました。
もしかすると60~70%という獲得免疫で収束するという希望があやうくなるかもしれないということです。ワクチンも長く効かないかもしれません。
まだまだ分からないことが多すぎます。
だからこそ、手洗い、マスク、換気とともに、自然免疫を高めるための、食事、運動、睡眠、人と人のつながりを大切にする。それを奪ってきた新自由主義と闘う陣形をつくろうということです。
8月が決定的です。現場の医療・介護から声を挙げていきましょう。



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新型コロナウイルスパンデミックと地域医療(その30)

2020-07-15 20:22:25 | 新型コロナウイルスパンデミック


本日八尾市長への申し入れを、八尾北労組、全国水平同盟西郡支部、八尾北命と守る会と共に、一時間にわたって 行いました。
外では支援の仲間が市の職員や来庁した市民にビラを配り、アジテーションを行って心を一つにして闘いました。
八尾市の秘書課は、内容が多岐にわたるため持ち帰って各部署と検討し、2週間後に回答すると約束しました。
詳細は後日に。



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新型コロナウイルスパンデミックと地域医療(その29)

2020-07-15 06:54:15 | 新型コロナウイルスパンデミック
本日八尾市長に申し入れ

地域の病院・診療所をつぶしてはなりません!八尾市は市民の命をまもるために最大限のやれることを直ちに実施してください。
1.「もう一つの医療崩壊防ぐ方策を」行ってください。
2.「熱中症増加前に発熱外来拡充を」地域の診療所・病院を守り抜きましょう。
3.八尾市だけでできないことは国や府に働きかけてください。そして八尾市独自でもやれることは直ちに実施をしてください。

以上のことを、八尾北医療センター労働組合と一緒に申し入れを行います。
2波とも思われるコロナ感染拡大が起きているにもかかわらず、政府は
GoToキャンペーンを前倒しに行うとしています。さらなる拡大に拍車をかけることは明らかです。

保健所、医療機関の態勢を整えることが先です。
「ボーナスなく看護師400人退職の恐れ 東京女子医大病院」 昨日一斉にマスコミが取り上げました。このような事態が全国の病院、診療所で起きています。
コロナ下で9割近くの医療機関で外来受診患者が減り、8割近くが保険診療収入が減っています。
人的、物的、財政的支援が早急に必要です、もう一つの医療崩壊に対する国や自治体の支援が必要です。

また熱中症、インフルエンザの大流行と重なる時期が迫っています。
発熱外来にたいする研修会や態勢も遅れています。医療や介護現場での職員の検査を無料で行うなども必要です。

八尾北医療センターは、医療崩壊を防ぎ命を守るために、地域医療の現場から市長に申し入れをおこないます。ともに力を合わせて闘いましょう。


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新型コロナウイルスパンデミックと地域医療(その28)

2020-07-14 19:41:09 | 新型コロナウイルスパンデミック

 パソコンと肩こりについて。

若い人で、頭痛、めまい(地震かなと思うような)を訴える人には必ず「パソコンを使いますか?」「スマホでゲームをしていませんか?」「テレビを長く見ていませんか?」と聞いてみます。ほとんどの人が「はい」と答えます。

長時間座って仕事をするため、眼精疲労、肩こりからくる、筋性頭痛、頸性めまいが多くなっています。座っていることと、その間にしていることの両方が体に良くないということです。
この対処方法は、過去に書いたブログを参照してください。

そのうえで、30分に一回は立つこと、少し歩くこくと。
画面から目を離し、遠くを見てください。窓から山や空を見ると、焦点が無限大になって、目や肩の緊張がとれます。

さらに肩こり体操をしましょう。(上の図、これは昔ジムに行っていたときにもらったものを無断転載)肩甲骨を前後、上下、または回転させて、ここについている筋肉をほぐしましょう。
ついでに下半身もやってみましょう。これは寝る時でないとできませんね。


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新型コロナウイルスパンデミックと地域医療(その26)

2020-07-12 09:57:00 | 新型コロナウイルスパンデミック
運動の続きです。
1時間座り続けると寿命が22分短くなるという調査があり、世界中で立ったまま仕事をしたり授業をするところが増えています。
筋肉や自律神経と密接につながっている耳石は、30分に1回立つと正常に働くという調査もあります。
地上に戻ってきた宇宙飛行士が歩けないのは、重力のないところで耳石が働いていないからです。
テレワークが推奨されて、運動不足で免疫力が低下しないように運動しましょう。
私は30分に1回、診療所の2階で、廊下を端から端まで3往復(3分で360歩)歩き、早朝のウオーキングと合わせて一日一万歩を目標にしています。


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新型コロナウイルスパンデミックと地域医療(その25)

2020-07-11 20:39:09 | 新型コロナウイルスパンデミック
今回は運動についてです。
最低一日30分週3日のウオーキングが基本です。
ちょっと早足(1秒に2歩、1分に120歩)で30分=3600歩。
基礎歩数として平均2600歩ありますから合わせると6200です。
息が弾むくらいの運動で毛細血管が拡張し身体の隅々まで酸素と栄養が届きます。
細胞が生き生きとし、自律神経も鍛えられ免疫力を高めます。
夏場は熱中症に気をつけて朝、晩の涼しい時間帯に歩きましょう。
運動の前後にストレッチを5分くらいしましょう。
スクワットと腕立て(膝をついたり、斜めでも可)も合わせて行ってください。


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新型コロナウイルスパンデミックと地域医療(その24)

2020-07-10 05:00:51 | 新型コロナウイルスパンデミック
  

 昨夜の報道1930からです。
東京の感染者が224人と過去最大。大阪でも30人と緊急事態宣言の解除後最高。ほとんどが症状のない20代30代の若い人です。職場、家族にも広がっています。
グラフから見てコロナ感染が再燃しているのは明らかでしょう。
安倍首相は表にでなくなり、西村大臣と小池都知事に対策をまかせるとは何事でしょう。
小池都知事が「検査が増えたから」というのは言い訳で、東京の陽性率は(6月6日)1.8%、(7月6日)5.1%、新宿(7月3日)37.3%(これにはホストクラブの集団PCR検査は含まれない)、と増えてきています。更にこれらの統計には、空港などの検疫のPCR検査陽性は含まれていないというのです。
明らかに市中感染者が増えているのに、相変わらず日本の検査数は外国に比べて圧倒的に少ないままです。
西村大臣は、個人責任を強調し、検査、保健所、医療体制、自粛の為の予算を示そうとはしません。
発熱外来で勤務する医師が「ブラジルのようになってきた。(政府にまかせておけない)ますます現場が頑張らないとといけない」と怒りを語っていたことが印象的です。
八尾北医療センターは、国、大阪府、八尾市がやるべきことを要請します。
8・1地域医療交流会を開き、新自由主義の医療破壊と闘い、コロナの感染拡大に立ち向かう地域医療、病院、保健所との連携を強めていきます。


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新型コロナウイルスパンデミックと地域医療(その23)

2020-07-09 10:20:12 | 新型コロナウイルスパンデミック
 
私の朝食です ドレッシング 私の晩食です


 野菜をどうしたら3食とれるか?これは時間との戦いです。
鮮度の問題とつくる手間の両方が!
私は、週に2回~3回コンビニでパック野菜を2種買います。
(キャベツと色のついたのと)
買うときにできるだけ賞味期限の長いのをえらびます。
これを半々に混ぜ、スーパーで買っておいたトマトを加えます。
ドライフルーツや胡桃やアーモンドフィッシュを少量トッピングして変化をつけるのもいいです。
これに酢とオイルを少量かけて食べます。
お勧めは合わせ酢(簡単酢)とアマニオイルです。
時間があれば、キャベツ、ニンジン、ピーマン、パプリカをスライスすれば安上がりですが、指をケガしないように!
海藻や”きのこ”も野菜です。みそ汁などに入れてとりましょう。
生が苦手な人は電子レンジで温める(ごく簡単)かフライパンで炒めます(やや面倒)。
ほんだしやコンソメで味をつけスープにする(まあ簡単)のもいいでしょう。
これで野菜はばっちりです。


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新型コロナウイルスパンデミックと地域医療(その22)

2020-07-07 21:29:17 | 新型コロナウイルスパンデミック


 上の食品交換表は、日本糖尿病学会が作ったもので、80kcalを一単位として、交換できるようになっています。
表1、炭水化物 表2、果物 表3、蛋白質 表4、乳製品 
表5、脂質 表6、野菜


奪われた健康を仲間と助け合って意識的に奪い返しましょう。
中でも食事は生きるために、絶対欠かせないものです。 
健康教室で特に訴えてきたことをいくつかご紹介します。
カロリーの細かい話は別にして、今回はバランスについてです。

免疫の元になる、蛋白質、乳製品、野菜、果物が不足しがちです。
蛋白質は、一日、体重と同じg数(60kgの人は60g)です。
 例えば、ご飯200gを3回(15g)、卵一個(6.2g)、
魚(肉)80gを2回(32g)、低脂肪牛乳200g(7.2g)とると、合計60.4gとなります。()内は含まれる蛋白質量。
乳製品は牛乳(ヨーグルト)を一日200g(コップ一杯)。
野菜は一日350g、そのうち緑黄色野菜を三分の一。
果物は一日一単位です。リンゴなら半個。摂りすぎないように。


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新型コロナウイルスパンデミックと地域医療(その21)

2020-07-03 08:00:21 | 新型コロナウイルスパンデミック
 診察で行っている食事指導を、2016年から糖尿病教室として、
月二回、30分から45分くらいで開始しました。
きっかけは5分の診察時間内では十分な指導ができないからした。
八尾北のめざす医療を討論する中で、地域医療の基本は食事、運動、睡眠、人と人のつながりだとつかみました。
糖尿病教室を健康教室に変更しました。
スタッフ全員がかかわり、かわるがわる担当しました。
教材も、プリントから模造紙、紙芝居、現在はパワーポイントになってだれでも使えます。
話を聞く教室から、質問する場、体験談を話す場に変っています。井戸端会議がいいのです。
場所も八尾北だけでなく、集会所、公民館、デイサービスと希望のある所に出かけていきました。
保険請求にしばられた診療から、奪われた健康をみんなの助け合いでとりもどす運動への転換です。
「健康教室だより」は八尾北医療センターのHPで見ることができます。下をクリックしてください。


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新型コロナウイルスパンデミックと地域医療(その20)

2020-07-02 22:46:37 | 新型コロナウイルスパンデミック
 
 八尾北の献立 6月29日

 食事についてです

 病院に入院した時の食事が、カロリーも栄養バランスも理想的と書きました。
必ず栄養士が献立をつくり、時に指導もするところもあります。
「少なかった」「まずかった」「外から持ち込んだ」(これこれそれはだめです)、いろいろ思い出がありますね。

 学校給食もお昼だけですが、同様にバランスがとれています。
私たちの時代は牛乳が脱脂粉乳でした。
みんなまずいと言っていましたが、現在の低脂肪牛乳と同じですから、健康食だったのですね。
 
 八尾北のデイの利用者さんと、職員は厨房で作ったお昼ご飯を食べています。これも栄養士の献立にそって考えて作っています。
メニューは八尾北医療センターのホームページに毎日更新されていますのでのぞいてみてください。


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