末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

警察の虐殺弾劾! ILWUローカル10、メーデー港湾封鎖へ

2015-04-30 22:17:57 | Weblog






■警察の虐殺弾劾! ILWUローカル10、メーデー港湾封鎖へ
前進 速報版 2015年4月30日

 ILWUローカル10(国際港湾倉庫労組第10支部)執行委員会は、4月4日のサウスカロライナ州ノースチャールストン市での警察によるウォルター・スコット氏の虐殺を弾劾し、5月1日メーデーにオークランド港での労働を停止することを決議した。
 昨年8月6日のミズーリ州ファーガソンでの虐殺事件以来、ビデオなどの明々白々は証拠にもかかわらず、そして労働者人民の激しい怒りと大規模な闘いにもかかわらず、虐殺した警官たちは皆、不当にも無罪放免になってきた。今年に入ってからも、1日に3人が殺され、むしろ警察の虐殺は増えつづけている。
 このウォルター・スコット事件でも当初当局は「警官の正当防衛」と居直ったが、ビデオ証拠が公表されるや、一転してこれを警官による犯罪と認めて逮捕し、再発防止策を発表した。これは、全米的に注目されたこの種の事件としては、初めてのことだ。労働組合の本格的な決起に追い詰められたということだ。
 地域最大の労働組合ILAローカル1422(国際港湾労働者組合〔東海岸港湾労組〕第1422支部、チャールストン港)を始め、AFL-CIOサウスカロナイナ州連盟傘下の労働組合がスコット氏の遺族とビデオを提供した証人を警察の圧力から守り抜き、正面から権力犯罪を追及する闘への決起を開始したのだ。被害者ウォルター・スコット氏は、ローカル1422組合員であるロドニー・スコット氏の兄であり、組合員の中には親戚もいる。組合員にとっても、地元の地域社会にとっても、まさに自分の問題だ。
 
●全警官ボディーカメラ装着=監視社会化
 この労働者階級の闘いに追い詰められた市長は、この「再発防止策」に猛毒を仕込んだ。すなわち、市の「警官全員にボディー・カメラを装着させ、すべての職務行為を撮影させる」というのだ。これは、体制内「左派」勢力の「ボディーカメラで警官の職務を撮影させれば違法な行為はしなくなる」という主張を利用し、NSA(国家安全保障局)の電話・インターネット盗聴と合わせて、徹底した監視社会化を実現しようとする狙いだ。このこともあって今、ノースチャールストンの事件をめぐる闘いが、全米的な階級闘争の焦点になっているのだ。
 ILWUローカル10は、長年の堅い連帯関係を築いてきた東海岸のILAローカル1422の仲間の呼びかけにこたえて、自分の職場からの闘いに立った。すでに2010年、ローカル10は、オークランドで09年に起きた警察による黒人青年オスカー・グラント氏虐殺を弾劾して港湾封鎖で闘った経験を持っている。そのスローガンが「一人への攻撃は皆への攻撃」「差別はボスの武器」だ。
 サンフランシスコ湾岸地域の労働組合――OEA (オークランド教組、SEIUローカル1021(サービス従業員労組第1021支部、サンフランシスコ市職や病院関係などを組織)、UAWローカル2865(全米自動車労組第2865支部、カリフォルニア大学バークレー校などの大学院生・講師を組織)などの労働組合やオキュパイ・オークランド運動などの地域の運動体がこれを支持し、オークランド港から市役所前広場までデモを行う。
 日本の動労千葉、階級的労働運動の11月集会に参加し、国際連帯を強めてきたILWUの組合員たちの闘いとともに、オバマ・安倍の階級戦争と闘い、職場・地域の拠点を建設しよう。
 
写真は
 ①ILWUローカル10のオスカー・グラント氏虐殺弾劾の港湾封鎖集会(オークランド市役所前広場、2010年10月23日)
 ②警官の暴行から逃げるウォルター・スコット氏を後ろから銃撃(4月4日)
 ③警官のボディーカメラ

民主労総ゼネスト 27万ゼネスト打ち抜き、5・1メーデー、6月第2波ゼネストを宣言

2015-04-25 16:43:28 | 世界の闘い




 

■民主労総ゼネスト 27万ゼネスト打ち抜き、5・1メーデー、6月第2波ゼネストを宣言
前進 速報版 2015年4月25日 15:17

 「終わらせよう!パククネ、行こう! ゼネスト」のスローガンを掲げ、韓国の民主労総が総力で取り組んだ4・24ゼネストが大爆発した。民主労総組合員の3人に1人、26万9044人がゼネストに立ち上がった。組織された労働者の力を発揮し、パククネのみならず、世界の資本家どもを震え上がらせた。大恐慌下、新自由主義と戦争を打ち砕く歴史的な労働者階級の闘いが始まった。
 24日午後から全国17都市でゼネスト大会が同時開催された。ソウルでは市庁前広場で開かれたゼネスト大会に1万5000人が結集した。

 ハンサンギュン民主労総委員長は、「4・24ゼネストに続き、5・1メーデーを10万人大会として成功させ、6月第2波ゼネストに出よう」と闘いの方針を提起し、「今日、民主労総26万9044組合員がゼネストに参加した。始まりは微弱だが、最後には私たちは政権を終わらせるだろう。26万で始める私たちの闘いは、1000万チャングレ(※)を生かし、2000万労働者がこの世界の主人であることを宣言するだろう」「権力を守ろうとあがくパククネ政権に強力な労働者の闘いを見せつけよう。その日は遠くなかった。今日の勢いで現場を組織し、さらに引き寄せようと励まそう。世の中を変える闘争の先鋒に立とう。民主主義を逆行させ、民衆の生存権を破綻させる反労働政策にけりをつけて、子どもの夢と未来を守るために政権を審判しよう。ゼネスト闘争でパククネ政権を終わらせよう!」と力強く宣言した。

 4・16セウォル号惨事の真相究明と責任者処罰を闘う4・16家族協議会のチョンミョンソン委員長も発言に立ち、「民主労総と市民がともに闘わなければここまで来ることはできなかっただろう」と語り、「私たち家族は徹底した真相究明、責任者処罰、安全社会のために闘う。政府がしないなら、私たちが最後まで成し遂げるからともに闘ってほしい」と呼びかけた。
 大会後、「労働法改悪・賄賂授受・セウォル号真相究明隠蔽(いんぺい)/終わらせよう!パククネ政権!」と大書された横断幕を先頭に都心デモに打って出た。パククネ政権は、4・24ゼネストを違法・不法と決めつけ弾圧を狙ってはみたが、阻止線を張っただけでデモには一指も触れられなかった。4・24ゼネストは労働者のみならず各界から支持されており、パククネ政権の腐敗・不正義に対する全人民の怒りを糾合する闘いとなった。国際連帯に立ち上がろう! 国鉄決戦を牽引車として、民主労総のゼネストに続こう!(K)
※チャングレは、昨年、非正規労働者の問題を扱って大ヒットしたTVドラマ「未生(ミセン)」の主人公。囲碁のプロ棋士を夢見て挫折し、総合商社の契約社員となった青年が、会社の理不尽な対応や正規職との格差に悩みながら正社員になることをめざすストーリー。民主労総など約360の各界社会団体は、パククネ政権の「非正規職総合対策」を「労働者殺しの総合対策」と規定し、これを阻止するための「チャングレを救う運動本部)」を今年3月発足させた。

4・24民主労総ゼネスト連帯! 北島候補とともに杉並・阿佐ヶ谷大集会へ

2015-04-22 16:39:27 | 世界の闘い




■4・24民主労総ゼネスト連帯! 北島候補とともに杉並・阿佐ヶ谷大集会へ
前進 速報版 2015年4月22日 19:41
 
 民主労総は4月18日、セウォル号の集会会場であるソウル広場で、セウォル号集会に先立ち「4・24ゼネスト宣言大会」を開き、ゼネスト突入へ向け最後の隊列を整えた。公務員労組、公共運輸労組、金属労組、建設産業連盟、全教組など加盟各組織の代表が次々と登壇し、熱烈な決意表明を行った。配布されたビラには、「終わらせよう!パククネ、行こう!4・24ゼネスト」の見出しが躍り、「労働者の運命をかける闘争」への総決起を訴えた。
 登壇したハンサンギュン委員長は、「ゼネストへの準備は終わった」と言い切り、これは「敗北と屈従の歴史を終わらせる闘いだ」「われわれの力をパククネに見せつけてやろう!」と宣言した。
 さらに、学生、青年団体もゼネスト支持を表明している。
 20日、青年・学生団体8団体が共同記者会見を行い、「青年の未来のために、私たちは民主労総ゼネストを支持する」と宣言。「刑務所に入るのは労働者ではない。セウォル号の真実を隠し、遺族を不法に連行する政権と警察だ。労働者を弾圧すれば青年・学生は絶対に座視しない」「学生も4月24日、労働者のゼネストに連帯して街頭に出る」
 20日夜、イワンブ首相が辞任を表明。金権腐敗のパククネ政権に怒りが噴出している。民主労総ゼネストが全人民の怒りを結集して、パククネ打倒へ向かって上り詰めている!
 北島候補圧勝で杉並からゼネスト情勢を切り開く時だ。民主労総ゼネスト連帯大集会へ! 4月24日、午後5時半からJR阿佐ヶ谷駅前に大結集しよう!
つづきは本文で