末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

橋下知事の重なる過激発言

2008-09-10 18:17:34 | 狭山闘争

■橋下知事の重なる過激発言、与党からも「行きすぎだ」
朝日新聞 9月10日

 このところ、大阪府の橋下徹知事の発言が過激さを増している。「このざま」「予算はつけない」「クソ」……。舌鋒(ぜっぽう)は主に教育委員会に向けられる。あまりの激しさに府議会の与党会派からも「行きすぎだ」との声が出始めた。
 知事の教委批判は、全国学力調査の結果が発表された8月29日の「このざまは何だ」発言から、急速にボルテージがあがった。調査対象の小6と中3の国語と算数・数学の結果が、大阪府はいずれも30、40位台だった。
 橋下知事は、市町村ごとの結果が公表されないことをいいことに各教委が対策をとらないのが成績低迷の主因だと断じ、個別に結果を公表するよう市町村教委に圧力をかけ始めた。7日のラジオの公開生放送では、「クソ教育委員会」発言が飛び出し、公表しない教委には来年度の予算配分で「差をつける」と言い放った。
 知事の圧力発言の連発に、大阪府北部の市の教育長は「恫喝(どうかつ)だ」と憤慨する。知事の求めには応じず、学力調査の結果は公表しないつもりだ。「文科省の言う通り序列化につながるし、知事発言を認めてしまえば、今回に限らず、今後の教育問題に影響を与えてしまう」
 元鳥取県知事で慶応大教授の片山善博さんは、予算権を盾に圧力をかけようとした手法を「許されない」と言う。「行政で『江戸の仇(かたき)は長崎で』というわけにはいかない。市町村が結果を公表しないからといって、予算で差をつけるのはスジが通らない。それが許されれば、国は都道府県に、都道府県は市町村に、あらゆることを押しつけることになる。まさにファッショだ」

1929年恐慌から第二次世界大戦に向かう過程でもこのような一こまがあったのだろうと思います。労働者の怒りを資本家や自民党に向けないで、同じ労働者にむける橋下を私たちの怒りで打倒しよう。