末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

3・26代々木公園 原発反対で3万5000人 共同診療所ブースが大盛況

2016-03-31 23:22:06 | #すべての原発いますぐなくそう



■3・26代々木公園 原発反対で3万5000人 共同診療所ブースが大盛況
2016年3月31日 14:37

 3月26日、東京・代々木公園で「原発のない未来へ!/つながろう福島!/守ろう命!3・26全国大集会」が開催された。さようなら原発1000万人アクションなどが主催し、代々木公園サッカー場、野外音楽堂、ケヤキ並木を埋める3万5千人が参加した。3・11福島原発大事故から5年。原発事故の収束もできない中で原発再稼働に突き進む安倍政権への怒りはますます広く燃え盛っていることを示した。
 野外音楽堂の真正面には、集会スローガンを最も体現した福島診療所建設委員会のブースが出された。「ふくしま共同診療所/東京でも甲状腺検査」と大書したプレートに注目が集まる。診療所を知っている人も多く、「基金を送り続けています」「応援しています」と次々と声をかけてきた。カンパ箱に基金を入れる人、診療所を紹介するリーフレットを買い求める人など、引っ切りなしに人が訪れた。

 めいが大熊町に住んでいたという女性は「通院していた病院で甲状腺検査をしてもらえず、困っていたところでふくしま共同診療所を知った。めいに教えたらすぐに診療所に行った」と話した。
 同ブース前では三里塚芝山連合空港反対同盟の市東孝雄さんが、自らつくった野菜を販売。試食にゆでた里芋とさつま芋を振る舞うと群がるように人が集まり、「これはおいしい」と次々と買い求めて、完売した。
 集会後は渋谷コース、明治公園コース、新宿中央公園コースに分かれてデモに出発。NAZENは3万5千人の先頭で渋谷コースでデモを行った。「原発いらない!子どもを守れ!戦争反対!核武装許すな」、ひときわ元気なコールのデモに加わる人が続出し、渋谷の若者たちも大注目。写真を撮ったり、コールに唱和する人も多かった。
 集会に先立ち、参加者に「反戦ストは無罪」の大見出しの『前進』2734号を配布。国鉄1047名解雇撤回署名や、迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会の「無罪要望署名」に応じる姿もあちこちで見られた。


動労総連合が全国で春闘行動② 動労西日本 奈良を拠点にスト 外注化粉砕へJR揺るがす

2016-03-31 23:17:29 | 国鉄全国運動

■動労総連合が全国で春闘行動② 動労西日本 奈良を拠点にスト 外注化粉砕へJR揺るがす
前進 速報版 2016年3月31日 14:02

 動労西日本は3月24日、橘日出夫組合員が働く吹田総合車輌所奈良支所(旧奈良電車区)を拠点にストライキに立った。16日の広島印刷事業所、18日の福知山駅でのストに次ぐ第3波ストは、JR西日本本社、近畿統括本部、大阪支社を揺るがした。
 JR西日本は2010年の機構改悪で電車区を解体し、それまで一緒だった運転士と車両検修を分離した。JR東日本に追いつき追い越せと、車両検修業務の全面外注化をにらんだ組織再編をしかけてきたのだ。これを突破口に尼崎事故を全面的に居直り、全事業の外注化・非正規職化を強行しようと構えている。

JR西日本は本社、近畿統括本部、大阪支社の労務担当のすべてを駆り出してスト圧殺を策してきた。動労西日本はこれをはね返し、力勝負でストを貫徹した。
 午前7時30分、平城山(ならやま)駅に先発隊が登場した。物々しい体制を敷くJR西日本の妨害をはね返し、動労西日本はストを告げる本部情報を2カ所の入り口で配布した。ビラを受け取った労働者は圧倒的に活性化した。
 支援の労働者・学生が続々と結集する中、9時から山田和広書記長の司会で集会を開始し、橘組合員がスト突入を宣言した。橘組合員はまず、JR西日本のベア超低額回答を弾劾し、「安倍の外注化・労働法制改悪、朝鮮侵略戦争のための10割非正規職化を許さない。分断をのりこえ、正規・非正規の労働者の怒りが爆発する時代が来ている。民主労総と連帯してゼネストを闘い安倍を打倒しよう。戦争を阻止する力ある労働運動が求められている。労働者の団結で戦争を阻止し社会を変えよう」と訴えた。
 東元(あずまはじめ)組合員が「不当配属職場の大阪事業所でストに突入した。大阪事業所を解体し元職場に戻せ」とアピールした。原田隆司近畿支部長が、第2波ストに続き24時間ストに立ったと述べ、労働者をモノ扱いする契約社員制度撤廃へ、契約社員と団結して闘う決意を示した。
 地元の奈良市従教育支部、関西合同労組奈良支部がアピールし、全国水平同盟、ユニオン自立、関西合同労組大阪東部支部の連帯のあいさつが続いた。京大反戦バリストへの弾圧を実力で粉砕し6学生を奪還した全学連が意気高く発言した。
 集会後、結集した50人が奈良支所包囲デモを貫徹した。
 さらに、JR奈良駅前での街頭宣伝も展開し、1047名解雇撤回の国鉄新署名に取り組んだ。
 午後2時からJR西日本本社前行動に立ち、指名ストを闘いとった広島支部や米子支部の組合員と合流して、JR西日本に怒りをたたきつけた。

3.27三里塚全国集会に結集しよう

2016-03-26 08:24:47 | 三里塚闘争

■3.27三里塚全国集会に結集しよう
全国水平同盟ブログ 2016年3月26日

最高裁による強制収用許すな!
第3滑走路粉砕!安倍政権打倒!


 3月27日(日)正午
 成田市赤坂公園(成田ニュータウン内)
 主催 三里塚芝山連合空港反対同盟

以下に、反対同盟の招請状を転載します。

招請状

 全国の闘う仲間のみなさん! 三里塚芝山連合空港反対同盟は来たる3月29日、「市東さんの農地を守ろう! 戦争をとめよう! 全国総決起集会」を成田市の中心部で開催します。みなさんの結集を熱烈に訴えます。

 安倍政権による戦争と改憲に向けた政治に人びとが怒りを燃やして立ち上がり始めています。安倍首相は、自らがもたらした日本人人質殺害の責任を居直り、自衛隊の恒久派兵法、周辺事態法の改悪、PKOでの武器使用解禁、そして来夏参院選後の国民投票の実施による憲法改悪の表明まで行いました。
「戦後以来の大改革」と称して、数千万のアジア人民、日本の民衆を虐殺した戦前の歴史へと労働者・民衆を引きずり込もうとしています。1%の金持ちの利益のために99%の人びとの命を再び犠牲にしようというのです。
 3・29全国総決起集会は、反戦・反権力の砦として国家と闘いぬいてきた三里塚闘争が、安倍政権打倒をかかげ、すべての人びとの怒りを結集し戦争政治反対の声を上げる集会です。
 さらに、市東孝雄さんの農地を守る闘いは、「新農政」をかかげて農業を破壊する安倍政権との最先端の攻防です。「岩盤規制の撤廃」と称する農協、農業委員会解体、家族農業の破壊、企業の金もうけへの農業・農地の売り渡し――これらの暴挙と対決する砦です。
 耕す者の権利を守るはずの農地法を使って農地を奪う国土交通省、成田空港会社の違法・不当性はあまりにも明らかです。東京高裁小林昭彦裁判長のもとで進められている農地裁判の控訴審で徹底審理を行わせ、一審・千葉地裁の農地明け渡し判決を打ち砕きましょう。
 安倍政権は2月13日、成田空港での第3滑走路建設を含む交通政策基本計画をあらためて決定しました。数百軒の民家を撤去し、騒音地獄を拡大して計画される3500メートルの新滑走路建設、空港の24時間化、B滑走路の1000メートル延長などの住民追い出し攻撃を地域の人びとと連帯して阻止しなければなりません。
 今回の集会を、47年ぶりに成田市市役所そば、1968年2、3月闘争を闘った旧成田市営グラウンド=現在の栗山公園で開催することを決定しました。戦後の歴史の分岐点となる2015年、あらためて成田市民に三里塚の熱い思いを訴える決意です。
 特急列車の「廃止」で地方を切り捨てるJRのダイヤ改定は住民を追い出す第3滑走路建設と同じです。これと闘う動労千葉を先頭とした労働者の闘い、労働者と農民の連帯した闘い、学生、市民の闘いがうねりとなって職場、学園、街頭を圧倒する時が来ました。今こそ「命より金」の社会を変えよう。韓国やアメリカなど世界の人びととの連帯を深め、「農地は命」と闘う市東さんを先頭にTPPを阻もう。
 「帰還」攻撃と闘う福島、辺野古新基地建設と闘う沖縄の怒りと連帯しよう。関西を始めとする住民運動のすそ野を今こそ大胆に広げよう。国策と闘うすべての人びととつながり、3・29三里塚全国総決起集会を成功させよう。   
                                  2015年2月25日

「伊方原発再稼動阻止!」愛媛県職労を中心に200人が集会

2016-03-25 06:57:52 | #すべての原発いますぐなくそう



■「伊方原発再稼動阻止!」愛媛県職労を中心に200人が集会
前進 速報版 2016年3月24日 23:33

 「住民も労働者も被ばくしてはいけない」伊方原発の再稼働阻止・全原発の廃炉を求める3・19えひめ集会が3月19日、愛媛県職労を中心とする実行委員会の主催で開催された。四国電力がこの7月にも伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働を狙う緊迫した情勢の中、会場の松山市・堀之内公園やすらぎ広場には県内と中国・四国、全国から200人の労働者住民が駆けつけ、雨混じりの天候をものともせず意気高く闘いぬいた。
 会場は県庁に程近く、ドーム型の庁舎がはっきりと見える。演壇中央には「伊方原発の再稼働阻止」と大書した横断幕とともに、労働組合が全責任をとる集会として県職労、自治労の旗が誇り高く掲げられた。
 原発反対を闘う地元の人たちによるオープニング演奏に続き、午後1時、集会が始まった。最初に実行委員会を代表して愛媛県職労委員長の宇都宮理さんが経過と基調の提起を行った。宇都宮さんはまずメインスローガンに込めた〝住民も労働者も被ばくしてはいけない〟の強い思いを強調。続けて「四国電力は伊方原発の工事を急ピッチで進めています。伊方で原発事故が起こると住民は被曝をまぬがれません。労働者も被曝せずに業務はできません。避難訓練もすればするほど、避難できないことが明らかになります。住民も労働者も被曝してはいけません。力を合わせて原発をなくしましょう」と呼びかけた。
 県内の闘う団体からの発言に移った。伊方原発をとめる会事務局長の草薙順一さんは「この夏にも伊方原発の再稼働を狙っている国・県・四国電力に強い怒りを覚える」と述べ、愛媛県平和運動センター議長の松本修次さんは「避難計画は机上の空論です。住民も労働者も被曝してはならない」と語った。
 NAZENえひめ共同代表で介護労働者の徳丸真一さんが登壇し、ひときわ大きな声で「3・11の後、伊方原発のゲート前に行って〝原発反対〟の道しかないと思うようになりました。知事さん、あなたが消そうとしたって、私たちのこの〝原発反対〟の炎は消えません。伊方原発を廃炉にしよう!」と訴えた。
 福島から参加した福島診療所建設委員会の椎名千恵子さんが発言に立った。椎名さんは「甲状腺がん・疑いの子どもが167人出ているのに、県民健康調査検討委員会は『原発事故のせいとは言い切れない』と口を濁します。社会を担っている労働者が力を持つことで社会を変えていかなければなりません。ふくしま共同診療所は反原発運動、世界を変える運動の扇の要になって立ち続けます」と力を込めた。原発さよなら四国ネットワークの女性は「廃炉に向かって元気よくデモしよう」と呼びかけた。
■舞鶴・千葉・水戸から発言
 いよいよ各地で闘う労働組合の登場だ。ひときわ大きな拍手の中、京都府職労舞鶴支部の長岡達也さんがマイクを握った。長岡さんは「昨年9月と今年2月の高浜原発絶対反対集会に、愛媛県職労からたくさん来ていただきました。愛媛と舞鶴で闘っている自治体の仲間の力強い闘いができました。〝労働者も住民も被ばくしちゃいけない〟を根本に据えて闘っていきたい。全国の自治体労働者が先頭に立ったら原発の矛盾は明らかにでき、すべての原発を廃炉にできます」と、組合の闘いでつかんだ信念を力強く語った。
 動労千葉執行委員の佐藤正和さんは「30年前の国鉄分割・民営化と同じ時期に、原発政策が労働運動をつぶして進められていった。だから、動労千葉は国鉄の1047名解雇撤回にこだわって闘っている。本集会に心から賛同します。闘う労働運動をよみがえらせるために、ともに頑張りましょう」と声を高めた。
 動労水戸書記の西納岳史さんが登壇した。西納さんは「安倍首相は2019年度までに常磐線を全線運行再開すると宣言しました。これから常磐線全線開通絶対反対の決戦です。労働者に対する被曝労働の強制、住民への帰還強制に絶対反対を貫き、さらに巨大な闘いをたたきつけていく」と宣言。続けて原発労働者との固いきずなを紹介し、「全国の原発の再稼働を止め、廃炉にしていくためにともに闘いましょう」と結んだ。
 最後に、県職労書記長の臼坂伸二さんが集会アピールを読み上げ、デモに出発した。
 労働組合が先頭に立つ力強いデモは注目の的となった。スマホで撮影する人、手を振って応援する人も次々に現れた。再稼働反対の軸を労働組合が担い、労働組合が労働組合らしく闘うことが全人民の支持と共感を生み出していることを実感させる情景だ。
 高浜原発の再稼働を止めた舞鶴に続き、愛媛で県職労が闘いの中心に座ったことは画期的だ。職場と社会全体に責任をとり労働を奪還する主体として労働組合が登場することで、再稼働阻止・全原発廃炉の展望が一気に切り開かれることが、参加者の揺るぎない確信となった。(H)

京都・崇仁住宅裁判、本人尋問で京都市の更地化攻撃を弾劾

2016-03-25 06:52:11 | 生きさせろゼネストへ

■京都・崇仁住宅裁判、本人尋問で京都市の更地化攻撃を弾劾
前進 速報版 2016年3月24日 18:12

3月10日に京都地裁(第1民事部・齋木稔久裁判長)で崇仁の住宅追い出し裁判の本人尋問がありました。全国水平同盟崇仁支部準備会のAさんが直接、本人尋問を通して、京都市を弾劾する闘いです。
 今、崇仁だけでなく、社会全体に労働者階級の怒りが渦巻き、生きんがための行動が巻き起こっています。労働者の怒りに火を付けたのは非正規職化であり外注化です。国家と資本は、どんなに激しい反撃にあおうが、この攻撃を推し進めるしかないところに追いつめられています。攻撃が最も鋭く現れているのが、崇仁をはじめ西郡、高槻植木団地などへの更地化です。目的は団結破壊であり、ヒト・モノ・絆を徹底的に破壊し、総非正規化して戦争に動員していくことです。だからこそ、この裁判闘争の最大の獲得目標でもある団結の拡大が攻撃を打ち破る最大の武器なのです。

裁判の前に、京都大学での反戦ストライキ弾圧への弾劾行動を京都市役所前で行いました。水平同盟の仲間も駆けつけて闘いました。
 本人尋問の根底にあるのは、この間の崇仁地域の更地化攻撃(市営浴場の廃止、市立芸大移転及び文化庁移転攻撃など)に対する徹底的な怒りです。Aさんが本人尋問で明らかにしましたが、すべての攻撃は行政のウソとだましによるものです。
 Aさんは「家賃は上げないと確かに京都市は言っていた。ほかの人もそう言われた」と証言した後、「しかし、そもそも家賃うんぬんがおかしい。そもそもこの家は自分らの家なんだ」と強く京都市を弾劾しました。
 京都市に恩恵で建ててもらった住宅ではなく、親の世代が生きんがために労働者階級の闘いと一体で建てた家なのです。仕事もそうです。敗戦後、日雇い労働やバタ屋(廃品回収業)という不安定雇用から脱却するべく京都市の現業職への就労要求闘争や食肉市場の公的事業化などの運動が進められました。その成果として1960年に住宅地区改良法が制定され、一方で「京都市立屠蓄場使用条例」が施行され食肉産業の雇用形態が確立していきました。
 まさに衣食住は一体の要求です。3月末廃止が強行されようとしている市営浴場も地域の憩いの場であると同時に就労の場であり、それをつぶすのは許されない。「市営浴場の廃止と住宅追い出しは一体だ」とAさんは弾劾しました。
 圧倒的に裁判闘争をやり切ったAさんを囲んで総括集会が持たれ、弁護団、全国水平同盟の仲間とストライキ弾圧と闘う京大生が決意表明し、住宅追い出し粉砕を誓いました。(京都・朝霧広巳)